警視庁板橋署は、母親に漂白剤入りのコーヒーを飲ませて殺害しようとした中学3年の男子生徒を逮捕しました。同署によると、男子生徒は両親と3人暮らし。25日にコーヒーを飲んで嘔吐(おうと)するなどした母親が問い詰めたところ、漂白剤を入れたことを認めました。取調べで男子生徒は、「口うるさかったので、殺そうと思った」などと供述しているといいます。
まあ誰にでも反抗期はあるものだけれども
写真はイメージです
このバカ息子。自分のかあちゃんが飲むコーヒーに漂白剤を入れちゃったらしい。とんだバカ息子である。
なんでもバカ息子の話によると、かあちゃんの性格が嫌いだったらしい。ぷっ、と不謹慎にも笑ってしまいそうになるが、息子に殺されかけられた挙句、その動機が「性格が嫌い」だったからと聞かされた母親の心境はいかがばかりか(かろうじて、「顔がムリ」と言われるよりはマシか......)。
このバカ息子は、まだ14歳である。
14歳といえば、反抗期でもあるし、親のありがたみを理解できるまでには、まだ時間を要するだろう。かく言う私も、14歳の頃は、シンナー片手に、尾崎豊の歌じゃないけれど、パクった単車で走り回ったりしていた。
そんなシンナーでラリパッパになっていたある日、溶けかけた脳みそで学校にも行かず家で眠りこけていると、息苦しさに襲われ目を覚ました時があった。
今でもその光景を思い出しすと、戦慄を覚えなくもないが、目を開けると、鬼の形相の母の顔があり、私の首を掃除機のコードで、ギギギギギギギギッと締めつけていたのである。
その時の理由が、私の性格が嫌いだったから......なんて事は流石になかったが、危うくもう少しで永遠の眠りにつくところだった。
それでも、私は、母親の性格が嫌い、とは思ったこともない。(向こうも本気ではなかったろうしな)。
当然、返し?で、アイスコーヒーにクリープがわりの漂白剤を入れたりはしなかったぞ。
だからこそ、私も人の親となり、今では母親のありがたみがわかるようにもなれたと思う。
警視庁板橋署 ©google 2015
かあちゃんがうるさいのは、当たり前である。どこまでいっても親は親だ。性格が嫌い、などと言わず、このバカ息子には、心底、鑑別所で反省してきてもらい、親のありがたみを学んできてもらいたい。
でも、かあちゃんも、性格が嫌い、と言われ、なおかつ殺されかけて腹が立つだろうが、バカでも息子は息子だ。なんとか穏便に済ませてやれなかったのだろうか。
いや、このバカ息子には殺意があったようだし、母親だけが穏便に済まそうとしても事件を覆い隠すのは難しいか......。
沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。