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大晦日RIZINシバターvs久保優太【台本問題について】(文・沖田臥竜)

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それは年末から予想できていたことであったが、凄まじい〆切に追われている。いや違うな。年末から〆切には追われていたのだ。

だがクリスマスに大晦日という毎年ほっといてもやってくる行事が私を誘惑してきたのだ。

〜どうせ無理して書いても大したものなんて書けんやないか〜。やめとけ、やめとけ。年末くらいゆっくり休んだれや〜

お陰様で大晦日から元日にかけ17時間、呑みっぱなしという自己新記録を更新してしまった。

RIZINの試合を観ていても、リングが揺れているのか、もしくは自分の身体が揺れているのか判別つかないほどであった。

ただそこからもまだ飲み続け、朝の8時には新幹線に乗っていたのである。恐るべし2022年...。

前置きが長くなってしまった。RIZINである。

スケジュールに都合をつけ、急遽クリスマスにRIZINを観に行くことを決めた私は、交流のある選手に連絡を入れ、無理を言ってチケットを用意してもらった。

そして当日。埼玉アリーナに着いて、行われていた試合が現在、物議を醸しているシバターvs久保優太戦である。

悪いが試合を観て私は直ぐに気がついた。

久保選手が何かに遠慮していることが、嫌でも分かってしまったのだ。後出しではない。その日の夜の飲み会...(また呑んでいたのだが)で、台本に決まってるやんけっ、と口にし周囲を驚かせてみせたのだ。

私は格闘技が好きなので、久保選手のk-1時代の試合を何試合か観てきていた。

何だったら誰にも話したことがないが、ドラマも小説も当初モチーフとしてイメージ的に嵌め込んだ登場人物の1人は彼の奥さんだったりする。

もちろんイメージとして取り入れただけで、あくまで私の脳裏の中だけの話しだ。

久保選手とは私自身、面識もなければ、親交などもない。ただ私の友人と久保選手との間では親交があったため、彼の存在を格闘家としてだけではなく知ったりはしていた。

だからと言って人間性は知らない。ただ友人から聞く彼の評判はすこぶる良く、見た目通りの好青年という印象だった。

それは今も変わることがないのだが、今回の騒動で首を傾げる点がなくはない。

久保選手の当時の気持ちは分からなくもない。

シバターが試合を棄権することを匂わせてきたのだ。是が非でも試合をしたい久保選手が焦る気持ちも十分に理解はできる。

どんなことをしてもしても、試合を成立させることを優先したいと考えたのも不思議ではない。

試合ができるならば相手の条件を何だって呑むー実際、そうしたのにシバターに裏切られたと言うのだろう。むしろを本人はそれを踏まえて、自分自身の所為だと言っているくらいなんだろう。

結果、格闘界の大御所や名だたる選手の大勢が、口々にシバターを罵ることになった。これも当たり前の光景だろう。

ただ、久保選手に非がないかと言えばそうでもないだろう。

別段、私はシバターとも面識がないし、交流もないが、全ての非がシバターの策略に乗ってしまった自分にある、としながらも、シバターとの会話を録音に撮るという行為は実際、人としてどうだろうか。

私は録音や盗撮をやる人間を一切、信用しない。なぜならば人として最低の行為だと思っているからだ。文句があれば、相手に直接、言えば良いのである。友達が会話を無断で勝手に録音していてみろ。どれだけの付き合いがあっても、私は即座にその人間とは絶交するだろう。

ましてやYouTuberにその録音を渡し、流してもらう行為は格闘家として以前に人としてどうだ。

シバターイコール悪だと決めつけて、肝心なところに目が曇っていないか。

台本云々よりも、そうした行為もなかなか人として問題があると思うぞ。

律儀に試合を成立させるためにシバターの要望に応えるのならば、録音する必要はなかったし、戦略として考えるのならば、「やっぱり無理です!正々堂々とやりましょう!」と逃げれない状態。つまり試合の寸前にLINEをシバターに送りつけ、「はあ⁈」と思わせて、リングに立たすこともできた筈だ。

私だったらそうしただろう。ただそうした状況を度外視したとしても、シバターの勝利に会場全体が沸いていた。

私もそれは同じであった。それが観客の答えではないだろうか。エンターテイメントとかそんなものはどうでも良い。リングの上には勝者と敗者しか存在しないのだ。それが答えなのである。

リングを降りて、他人様から同情を買ったところで救われるか。救われないだろう。

八百長とは手を抜いて負けることであって、突然、相手が本気を出してきたから、どうしたと言うのだ。プロとはそんなに甘い世界なのか。

一緒に走ろうね!とマラソン大会で言ってきていた友達が、いきなり全力で走っていってしまったら裏切りなのか。それで1位になれなかったらその友達の所為なのか。それは違うだろう。ただの人間性の問題なだけで、勝った負けたはまた別の話しだ。

格闘家なのだ。もっともっと強くなる以外、道はないのではないか。

世間が必要とすれば、久保選手もシバターもまたリングの上に上がるだろうし、それはどの世界でも同じだろう。

何かあればYouTubeで謝罪動画を上げるというのも、どうかと思うぞ。それが流行りだというのならば、そうなのだろうが...。

さて、私もYouTubeで〆切が遅れそうな告知をしておくとするか。バズったりして...。

(文・沖田臥竜)