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神戸山口組激震と絆會の動向

菱のカーテンの向こう側ー神戸山口組激震と絆會の動向ー

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7月10日。神戸山口組に激震が走った。同組の中核組織であり、神戸山口組井上邦雄組長の出身母体である五代目山健組が神戸山口組から離脱を表明したというのである。
その離脱の中心となった組織が、井上組長や中田浩司五代目山健組組長も会長を務めた山健組の保守本流。健竜会というのだ。
この日、健竜会は、滋賀県内で会合を開き、その席で神戸山口組からの離脱を表明したという。

一体、山健組内で何が起きていたのか。ヤクザ事情に詳しいジャーナリストは、このように話す。

「現在、井上組長から山健組の五代目組長を継承した中田組長は、社会不在を余儀なくされています。それも六代目山口組との分裂抗争にまつわるもので逮捕されての社会不在です。その中田組長と神戸山口組の井上組長との間で確執が生じたというのが、山健組の離脱の原因ではないかと言われているようです。結果、中田組長が獄中から神戸山口組の離脱を決意。組長の指示に従い、五代目山健組が神戸山口組を離脱し、井上組長と袂を分かつことになったという話しです」

一方でこのように話す関係者も存在する。

「確かに山健組は神戸山口組を離脱し、今後は五代目山健組として一本でやっていくという話しだが、これから神戸山口組に戻る組織も出てくるのではないかという話しだ。その構図は四代目井上組長派と五代目中田組長派といった形になるのではないか」

どちらにしても、神戸山口組で最大勢力であった山健組に衝撃が走ったことは間違いないだろう。そして、こうした現象は今から3年前にも起きている。
それが織田絆誠会長らの神戸山口組からの離脱であった。
この時にも、山健組直系組長らの3分1の勢力が離脱し、神戸山口組の直系組織と「任俠団体山口組」を発足させたのであった。それが現在、織田絆誠会長をトップとする絆會である。
五代目山健組が離脱し、神戸山口組が大きく揺れる一方で、絆會にも大きな動きが起きていると言うのだ。

「織田会長は結成当初から、脱反社を掲げていたが、結局それが現状では当局に受けいられることなく、指定暴力団として指定されることになった。そのため、近く絆會を解散させ、脱反社を目指す意向を固めたという話しだ」

既に絆會が近々解散する意向にあるということは、一部の紙面でも報じられているが、いよいよそれが本格化すると言うのである。

今年の8月を迎えれば、山口組の分裂問題は丸5年を経過する。それを目前に控え、大きな変動を見せようとしていると言えるのではないだろうか。


(R-ZONE編集部)