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新たな移籍

■菱のカーテンの向こう側 ー新たな移籍ー

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六代目山口組の中核組織、三代目弘道会。その中でも、勢力を拡大し続けているのが、同会で中枢ともなる若頭を務める野内組だろう。
六代目山口組分裂後、たびたびフューチャーされ続け、飛ぶ鳥を落とす勢いで、組織を伸張させている。その野内組を率いるのが、野内正博組長だ。野内組長について、過去に刑務所で寝食をともにしたことがある関係者は、このように話していたことがある。

「務め方はまるで武士そのもの。関西の刑務所だったが、野内組長がその工場にいるだけで、受刑者のみならず刑務官もピリッと引き締まるほどの存在力があった。その姿は、ヤクザが男として受刑生活を送るが上で、手本となるような務め方であった」

野内組長は岐阜県に本拠地を置いている。いわば関西の刑務所といえば、当時、野内組長にとって、ヨソの地域ということになった。とりわけ刑務所というところは、地元の受刑者が顔役として幅を利かせやすい環境にあるのだが、分裂前当時で既に野内組長は、ヨソの地域となる刑務所の中でも、特別な存在であったとこの関係者は語っている。

「その当時に同じ工場で務めていたのが、後に野内組へと移籍することになる二代目北村組西川純史組長だ。西川組長の存在もまた、刑務所の中では別格の存在であった」

その野内組に加入後、凄まじい勢いで現在、勢力を拡大させ続けているのが、平野権太会長率いる権太会なのである。その勢いは、止まることなく拡張し続けているのだが、更に今回、業界関係者内でも、ざわめき立つ移籍が実現したというのだ。

6月20日付けで、神戸山口組の主力団体で舎弟に名を連ねた組長が権太会へと加入を果たし、同時に野内組の名誉職ともなる「相談役」に就任したというのだ。更に同日付けで現在、神戸山口組サイドからの報復として身体を賭け、身柄を拘束されている幹部組員も平野権太会長の舎弟として、権太会に参入を表明。併せて、野内正博組長の直系若い衆として、野内組の直参になったといのである。何故、今回の移籍が業界関係者の間で話題になっているのか。それについて、ヤクザ事情に詳しいジャーナリストは、このように語る。

「現在、分裂抗争で身柄を拘束されている幹部組員は、その前にも神戸山口組系時代に身体を賭けています。今回の報復に置いては、弘道会系の幹部を狙った犯行で現在、社会不在を余儀なくされています。それが弘道会系への移籍が実現したと言うのですから、驚きが起きるのは当然と言えるのではないでしょうか。野内組の相談役に就任し、権太会の最高顧問に就いた組長の若頭も弘道会系へと攻撃をしかけ、現在、社会不在を余儀なくされています。その若頭も大阪では有名な人物です。一度は弘道会と対峙した幹部らが、最も勢いのある野内組、そして権太会へと移籍したのですから、インパクトとしては限りなく大きいと言えるのではないでしょうか」

ただ弘道会への移籍は、それだけにとどまっていないと言う。絆會で直参を務めていたある会長も、弘道会系小澤組へ移籍が決定したと言うのだ。

「神戸山口組サイドでは、そうした現象に歯止めをかけるべく通達が流れたのではないかと言う話しもあります。それだけここに来て、六代目山口組サイドへ復帰を果たす組員らが出てきているということではないでしょうか」(実話紙記者)

そうした中で、また囁かれていると言われているのが、沈黙を守り続けている絆會だ。何度となく囁かれては立ち消えている噂があるのだが、そうした声がまた大きくなってきていると言うのである。その声とは、絆會が今後の方針について、何らの発表をするのではないかと言うのだ。

六代目山口組分裂問題が、ここに来て動き出している前兆なのかもしれない。

(R-ZONE 編集部)