>  > 『反社』の隣人ースクープは眠るー ⑥ 文・沖田 臥竜
ー恐喝はヤクザのメシのタネ⑶ー

『反社』の隣人ースクープは眠るー ⑥ 文・沖田 臥竜

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ー恐喝はヤクザのメシのタネ⑶ー


まさにここまで来ると泥仕合の様相を呈している。ただシャブ仲間が誤解してしまったのも仕方なかった。何故ならばBはCに面倒を見てもらっていたにも関わらず、そのヤクザ組織とも付き合いを深めていっていたのだ。

「節操がないというか、世間知らずというか、普通では考えられないでしょう。とにかくBは、ヤクザに対して強い魅力を感じていたのではないでしょうか。結局、C氏の組織の内部でどういうことだ、となり、違う週刊誌が訂正して報じることになりました。のちにBとC氏も仲違いし、その後のB氏のバックは、間違えられて報じられた組織になっていきます」(芸能記者)

Bが覚醒剤に溺れたお陰で、誰も得しないままB1人に様々な人間が振り回されることになったのであった。逆に言えば、Bはそれだけ魅力ある人物でもあったと言える。

そして遂にBは逮捕されてしまうことになるのだ。逮捕容疑はやはり覚醒剤であった。

「日頃からBには暴力団がついていたことが分かっていた捜査当局は突き上げ捜査で、最終的にBを面倒見ていた組織の幹部の逮捕まで視野に入れていました。そのためにBの逮捕時、その組織に家宅捜査が入ると業界内で噂されたほどです。現に逮捕しようとその組織に関係する人物と捜査関係者がカーチェイスを繰り広げたんです。それを某週刊誌が掴み、捜査当局の失態として書き立てたことから、それ以上の捜査を断念することになったようです」(前出・記者)

そのために捜査当局としては、Bに対して今でも一物を持っているようだと、この記者は話している。つまりは、今でもBを当局が狙っているというのである。
そして最後にこのように話しを付け加えた。

「現在、社会へと復帰を果たし、覚醒剤を断つために頑張っている姿が時折、報じられています。そうした姿には社会全体が応援しているようにも感じられるほどです。それほどの人物だからなのでしょう。一方で、彼が社会復帰後に職務質問をされている姿も報じられています。これは当局がまだ彼に対し、次もあるのではないかとする表れではないでしょうか。現に業界内に実しやかに囁かれているのは、彼の面倒を見ていたと言われる組織の本拠地がある地域に復帰後の彼が現れ、誰かと食事をしていた写真を警察当局が握っているという噂です」

無論、誰とどこで食事しようが本人の自由である。たとえそれが仮に有力組織のヤクザの幹部であったとしても、もしかするとBの更生について、助言を投げかけているだけかもしれないのだ。

だが本当にそうした写真。つまりただBが食事をしているだけの写真を当局が握っているのであるとするなら、当局はまだBの更生についつ疑念を抱いている可能性があるのかもしれない。


文・沖田 臥竜