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■〜青い炎の大炎上〜

沖田臥竜エッセイ 『茜いろの日々』

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■〜青い炎の大炎上〜

炎上とはてっきりネット社会の話しであって、実社会においては関係のないものだと誤解してしまっていた。
ぬかり...と言えば、それがそもそものぬかりであったのかも知れない。

今更ながら、ズッコケられるかもしれないが、親族や身内に対し自分の本を見せたことがない。と言うよりも、ペンネームすら伝えたことがなかった。
要するにバレていないと思っていたし、バレぬと踏んでいたのだ。それがSNSが飛躍的発展を遂げたせいで、親族はもちろん身内の周囲の人たちにまで私の存在が知れ渡ってしまい、「ツイッターもバレてるで〜」と告げられてしまったのである。

そうなれば早いもので、非公開にして好き勝手書き殴っていたLINEのタイムラインまで捲れるわ、勝手にアップされているYouTubeは観られるわ、お陰さんで現在、SNSの自粛規制を余儀なくさせられていたりする。

思い起こせば、バレぬと思っていたので親族ネタを好き勝手に書いてきた気もするし、ツイッターなんて炎上させてこそ本が売れると信じ込んでいたのである意味、適当に呟いていた。
それを今更「あれは炎上商法の一環でプロモーション。そう全部は本を売る為のプロモーション。全部プロモーションやねん...ハッハハハハ...」と言い訳してみても理解されることなく、椅子があるとするならば針のむしろのような椅子に座らされてしまっている。

確かに時折シグナルは出ていた気がする。
「〇〇がツイッター見てるらしいで〜」「〇〇がファンらしいで〜」と小さな世界ありがちな声が確かに届いていたりはしていた。
だけども目に見えて何かが急激に変わることもなかったし、本が爆発して売れてきたということもなかったので、へっちゃらへっちゃらと油断してしまっていた。
それでも無警戒であったかと言えばそうではない。一応は親族や身内に執筆活動がバレぬように警戒はしていた。観られる可能性が高い地上波には出ないと決めていたし、それから、それから...。すまぬそれくらいであった。
大概は「ええ〜い!ままよ!」だった気がしないでもない。
トークライブもめくれちゃったのだが、よくよく考えるとバレるよな。

もうタイムラインやツイッターで、こんなものを食べてま〜すとか、こんな所に行ってま〜す、酒呑んでま〜すと呟きにくくなってしまったかと思うと実に寂しいものである。

逆にSNSを自粛させられているお陰で、原稿の方がはかどって仕方ない。遅れていた書籍もアッと言う間に終わってしまい、昨日と今日だけで真面目な原稿を3本も仕上げて入稿を終えてしまった。それはそれで良いことなんだけれども。

親族や身内が集まる度に「どんなん書いてんの?」と聞かれていたのだが、「だいたい恋愛小説ですね〜」と真顔で答えていた過去の自分が恨めしい。

当面は嵐が通り過ぎるのを待つしかあるまい...て言うか、こんなことを書いていて私は大丈夫なのであろうか。なんでもすぐにネタに出来てしまう自分自身の才能が怖い。