>  > 日本は韓国から学べ! 米軍基地返還をしても防衛や経済は立派に成り立つ!
最初に 辺野古へ土砂投入開始

日本は韓国から学べ! 米軍基地返還をしても防衛や経済は立派に成り立つ!

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●最初に 辺野古へ土砂投入開始

 2018年12月14日。沖縄の玉城デニー知事の度重なる要請を無視して、日本政府は辺野古へ土砂投入を開始した。同日、玉城デニー知事は沖縄県庁で記者会見を開き、「県民の怒りがますます燃え上がることを国は認識すべきだ」と強い怒りを強調した。辺野古新基地建設反対を訴える沖縄の玉城デニー知事と、来年2019年2月に予定されている辺野古移設の賛否を問う沖縄県民投票の前に既成事実を作ってしまいたい日本政府側とが激しく対立している状況だ。
 辺野古新基地建設問題は重大な局面を迎えている。そこで今回、私が日本からすぐ近くの国、韓国に行ってきた際に調査した、在韓米軍基地問題の話を書こうと思う。

●ソウル 在韓米軍基地「龍山基地」

 この数年間、私は韓国に度々訪問してきた。理由としては、私が日本国内でやってきたヘイトスピーチ反対の活動が映画化されたので舞台挨拶や、日本軍慰安婦問題等で取り組むことがあったからだ。だが、もうひとつ重要な事柄もおこなっていた。
 それは在韓米軍基地「龍山基地」近くのソウル市龍山区の町、梨泰院(イテウォン)の視察だ。私は最初、2017年にお世話になっている先輩に連れて行って頂いたのをきっかけに、梨泰院という町のことを知った。その先輩いわく、梨泰院は米軍相手の飲食店をはじめとする商売で繁栄してきた町である。昔は米軍がうろうろしているだけの町だったらしい。
 しかし、私が見た梨泰院は違った。世界中の若者が溢れ、各国の飲食店が数多くあり、眠らない町として大いに賑わっていた。まるで日本の東京を代表する繁華街、最先端の流行や若者文化の街、渋谷のようになっているではないか。
 実はこの龍山基地。韓国内において激しい米軍基地反対運動が巻き起こり、2004年のワシントンで開催された米韓協議の結果、龍山基地を移転することで合意。返還が決定した後も朝鮮半島情勢の緊張が高まる度に延期されてきたが、ついに2018年6月、在韓米軍司令部のソウルの平沢市に移転が完了するに至った。

●米軍基地返還をしても、防衛や経済は成り立つ

 よく、日本の在日米軍基地容認派は、軍事的な問題で米軍基地がなければ日本の防衛は成り立たないと言う。実際に辺野古新基地建設問題においても、岩屋毅防衛相は「国民のための抑止力だ」と理由を述べている。また、経済的な問題で米軍基地がなければ基地周辺の町の経済が崩壊すると話す。けれども、日本の隣の国、韓国では、米軍基地返還をしていっても防衛や経済は立派に成り立っている。現在、南北融和が急速に進む中で、韓国はこれから益々、在韓米軍撤退の道を目指して歩んでいくだろう。
 それに比べて、日本は余りにも米国の言いなり過ぎやしないだろうか。情けない。私は決して戦後日本の平和を、強固な日米同盟が守ってきたことを否定するわけではない。また、日本の防衛を司る自衛隊には心から尊敬の念を抱いている。けれども、辺野古新基地建設を強行し、日本の軍事が米軍依存を深め、非自衛化を強めているのは完全におかしいと思う。そもそもが、明らかな不平等協定「日米地位協定」が未だに改定できていない自体、米国従属体制に他ならないだろう。
 沖縄の基地負担を軽減、米軍基地の縮小、日米地位協定改定の実現こそが、日本が米国から主権を取り戻していくことになるはずだ。

山口祐二郎
1985年、群馬県生まれ。「全日本憂国者連合会議」議長、「憂国我道会」会長。作家・活動家として活躍。
山口祐二郎公式ツイッター  https://twitter.com/yamaguchiyujiro