今月24日、1990年代に「渋谷系の王子様」や「オザケン」と呼ばれ人気を集めた、シンガーソングライターの小沢健二(48)が、約20年ぶりに「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演した。
小沢は人気バンド、フリッパーズ・ギター解散後、1993年にソロデビュー。翌94年、スチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」やCMに起用された「ラブリー」などがヒットすると、歌詞の世界観や甘い歌声、そのゴージャスで特異な家系や東京大学出身とういう経歴などから「渋谷系の王子様」としてカリスマ的な人気を誇った。
更にプライベートでは交際が噂された、人気女優の深津絵里さんを「子猫ちゃん」と呼ぶなど奔放な行動も話題を呼んだ。
しかし1998年の活動休止後はメディアでの露出はほとんどなく、小沢を知る多くの人の頭の中では、20年前の王子様でストップしていたようだ。
「ミュージックステーション」に出演した小沢の姿を見て、twitterなどでは、「ただのオッサンやん!」や「うあー!ショック...」「オザケンぢゃなくてオジサン」などの書き込みが溢れかえった。
更に曲が始まると、「ギターの位置と揺れ具合が、おじさんバンドみたい」「キラキラしてねぇー」「声が...上ずってるし、外してる...」「緊張してんのかね...?」など、演奏についてもショックの声が上がった。
しかし、楽曲の世界観はさすが「オザケン」だったのは間違いない。更に言えば、50歳手前にして王子で居続けるのは難しいのだ。
20年以上経った今、フリッパーズ・ギター解散の原因とも噂される、渡辺満里奈を巡る小山田圭吾との確執がどうなったのかも気になるところだが、出演が決まっているという、今年のフジロックフェスティバルではどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか?