ミュージックステーションの出場歌手の人事が、とある芸能界のドンに采配が握られているという噂がある。
今や唯一のゴールデンタイムのポップス系歌番組、「ミュージックステーション」(テレビ朝日系にて毎金曜日20時〜)。1986年にスタートし、翌87年からMCは今のタモリをメインにサブに女子アナの組み合わせで今に至っている。
ゲストは基本的に若者に人気のJポップを中心に知名度のある大物から勢いのある新人まで、ヒットチャート上位からキャスティングされている。また、最近は突然フッと湧いたように出てくる新人も「ヤングガンズ」というコーナーなどで紹介されたりもしている。
ただ、この番組は業界内で特殊な音楽番組として認識されているともっぱらの噂だ。なぜか。
通常、音楽番組のキャスティングは原則担当プロデューサークラスによって最終的に決められているのだが、Mステの場合さらに後ろにいるシャドープロデューサーがいるというのだ。
「『Mステ』の場合は現在基本的には担当チーフプロデューサーの山本氏が決めていますが、最終的なキャスティング決定権を持っているのは、田辺エージェンシーの田辺社長だと言われています。田辺さんのお伺いをたてなければ、GOサインが出ないのです」(芸能プロ幹部)