激裏情報に集う会員はどんな人か?
──最初に言ってたけど会員の属性も変わって来た?
「多分ですね、うちって1月が一番入会者多いんですよ。だから勝手に「お年玉需要」って考えてるんですよ」
──何で1月が多いのか?
「なんででしょうね。ほとんどの企業は1月あんまり良くないんですけど、うち1月が一番多いんですよね20年(データを)取ってみると。だから中高生かなっていうところもあります。
うちのスタッフで僕を支えてくれてる人も「中学の頃から見てました」って、いま24歳で。嬉しい反面、そういう人が入って来ちゃうんだってところもありますね。そういった意味では裾野は若い人にもひろがっているんですけど、会員も僕と同じで20年経ってるんで「今更こういう情報かよ」っていうのがきっとあると思うんですよ。
だからちょっと、激裏情報もシフトしていて。投資研究会とかギルド化って呼んでるんですけど、会員自体に儲けてもらうみたいな、情報も扱うようになってきてます。多少お金も持ってるようになってるんで皆さん。100万円を10年で1億にするとか投資向けのほうが、受けが良いと思います。高齢者の人には」
──激裏情報のなかで会員が独自に動く?
「僕らがもちろん誘導するんですけど、面白い投資って結構あるんですよね。ただ僕らは運用も助言も、一種や二種も金融持ってないんで直接的なことは出来ないんですけども、こういう方法がありますよって。
今週も香港だったんですけど、金(ゴールド)を持ってくるグループがものすごい儲けているんですよ。これも運用になってますわりと。だって月利の利回りで金主3でだいたい7%か8%ぐらいですかね。7%か8%だと1年で元金が戻ってくるんで、良いじゃないですか。
本当は消費税が来年10%になるはずだったんで、それ喜んでたんですけど、来年の8月になったので、8%ですけど。運用、それも不動産投資とかじゃなくて、ギリギリの株で上手く儲ける運用とかって情報も取り扱ってくるとかあるので」
──会員の年収というか懐ぐあいが若干変化している?
「そうですね。うちのオフ会って2極化してまして、一方は投資家とか大学の教授とか弁護士とか会員にいたりするんですけど、名刺交換したら医者とか。一方で「名刺とかありません、生活保護受けてます、20年受けてます」とか、もうコテコテの生活保護受給者だったりするんですよ。
凄いなとおもいますよね20年も受け続けているんだって。サラリーマンも結構いると思うんですけど、意外と会ってみると上から下まで色々いて面白いと思うんですけど」
──その人たちがオフ会で会話してるんだ......。
「ええしてるんですけど、大学教授と生活保護受給者が会話してもなんかこう、ね。」
──ここ10年でスマホが普及してPC使う人が減ってるよね? アプリでの展開は?
「アプリはですね、何回か出してるんですよ。毎回リジェクト(配信停止)されてます」
──アップルもアンドロイドも?
「アンドロイドは生きてるのもあると思うんですけど、アップルは早いですね」
──内容の問題だ?
「そうですね。直リンクは抑えているんですけどね。やっぱり駄目ですね。クレームというか通報されまくってるんでしょうね」
──アプリとの親和性は高いよね?
「僕もそう思ってるんですけどね」
──しかし、激裏情報の本も面白いよね。
「来月は激ペディアがでる。激ダスってだすと毎回有害指定を受けるんで、激ダスって名前やめましょうって。イミダスもなくなっちゃいましたからね。で来月から激ペディア」
──ウェブのネタを、あえて紙に逆流させるというか。ユーザーが違うのかな?
「ウェブのネタって出た瞬間からもう老化が始まっているというか、もうチープ化していっちゃうんで、紙だともう遅いんですよね」
──今は1年に1冊?
「2年に1冊とかですけども、そうなるとちょっと遅いと。まあ紙になったからといって、そんなにサイトにデメリットがないというか。
激ダスの御陰でファンレターが届くんですよ。大体拘置所とか留置所とかから。「本堂さんに転送してください」って「出所したら一度お会いしたい」って。何に感銘を受けたんだって」
インタビューも次回で最終回となる。20周年を迎えた激裏情報と本堂氏の今後の動きとは? さらに2ちゃんねるの創設者である、ひろゆき氏との親交についても語ってもらった。乞うご期待。