>  > 歌舞伎町 〝阿弥陀如来〟藤井学が明かすリアルな闇金世界 「自分らは客を人間とは見ていない、餌を与えているくらいの生き物くらい」
阿弥陀如来インタビュー

歌舞伎町 〝阿弥陀如来〟藤井学が明かすリアルな闇金世界 「自分らは客を人間とは見ていない、餌を与えているくらいの生き物くらい」

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取り立てに行く人間には情なんか一切捨てろと


──藤井さんは闇金ウシジマくん、って作品を見たことはありますか。

「ないですね」

──すごくリアルな世界で、デフォルメしていますが、実はモデルがいるらしいですけど、あれはあくまでも漫画ですよね。

言い方は悪いけど、恐喝なんですよ。たとえば、うちの会社から借りてくれる3人がいました、かたやこの社長は5万円を6万5千円でいいですよ、寿司屋の勘定と一緒で、それで完済してくれるお客さん、また2万円ずつ貸してほしい、2万円を4万円で返してください、4万円完済しました、貸しているなかの1人がジャンプ、1人が飛んだとしても全然採算があうわけですよ、変な話。色々な店舗のやり方がありますが、上からすれば1千万渡してノウハウ渡して、こうすれば儲かるよって、ただ、追い込みのキツいところが一番儲かるし、でも被害届も出るし、警察にも狙われるし、というところです。でも、上はそこがパクられようと、横の系列さえバレなければ問題ない、という感じなんですよね。で、払わない奴はほっとく、例えばある人が払わない客だったとしたら、追い込みの電話は何回か電話するけど」

──基本的に、利息は10日で1割ですか。

「それは人によりますね。1週間、5日、一律じゃない」

──返済能力ですか。

「もちろんそうです。そのときのこっちの気分も」

──完全に電話で。

「最後は電話ですね。だけど元々は来店してましたよ」

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──店舗を構えて。

「もちろん店舗を構えて。金融登録をしないといけないわけですから、事務所がないといけない。そこが自分らのストッパーだったんですよ。法律がありますから。当時は来店して、歌舞伎町とか、池袋とか、それこそ構えている、そのときはDMも撒いて、で、新宿だからって来させて、水商売も来る。そういう時代でした。で、こちらもそうするしかないわけですよ。「お前ちゃんと返せよと」貸し付ける人間と回収する人間は違う訳ですよ、回収する人間は輩感を出して「お前利息どうすんだ?」と。借りられるところあるか、と。また見た感じ、こいつは怪しいな、と思った人間には貸してやるよと。で、自分のグループで回していく。そんな状況から、来客じゃ来すぎちゃって間に合わないから、DMにして、振込にしちゃったほうが早いだろう、って、だんだんと来客型から変わって行く。そのかわりこっちの方はリスク高いよ、と。顔も見ないで金を貸し付けるんだから」

──単純な疑問で店舗に女性従業員はいましたか?

「いないです(笑)」

 貸金業を営む場合は、本来、国や都道府県に貸金業としての登録が必要である。その免許がなく貸し付けを行っている人間、グループを一概に闇金というのは極端であるが、次回はさらにその裏側を掘り下げていく。