>  > 日本の裏社会を語り尽くす! 究極対談「藤本勝也弁護士☓真鍋昌平(マンガ家)☓柴田大輔(作家)」
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日本の裏社会を語り尽くす! 究極対談「藤本勝也弁護士☓真鍋昌平(マンガ家)☓柴田大輔(作家)」

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少年であろうがなかろうが


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『関東連合の金脈とVIPコネクション』/刊・宝島社


柴田 ところで先生、ご報告なんですけど、僕、また本を2冊出しまして・・・

藤本 おいおい、またかよ。出して大丈夫か?(笑)

柴田 アハハ、大丈夫です(笑)。

真鍋 すごい心配されてる(笑)。

柴田 (『聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション(宝島社)』と『酒鬼薔薇聖斗と関東連合~『絶歌』をサイコパスと性的サディズムから読み解く(サイゾー)』を出して)この『聖域』の方は『いびつな絆 関東連合の真実』『破戒の連鎖~いびつな絆が生まれた時代』(共に宝島社刊)に続く3部作最終版で、これが最後になります。で、『酒鬼薔薇聖斗と関東連合~』の方は、酒鬼薔薇事件の元少年Aが書いた『絶歌』(太田出版)ってあったじゃないですか、あれをテーマにしたものなんですけど、先生は少年法も専門でやられてますよね?

藤本 そうだね。少年事件も依頼が多いからね。

柴田 そこでお聞きしたいんですが、『絶歌』は読まれました?


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『酒鬼薔薇聖斗と関東連合 ~『絶歌』をサイコパスと性的サディズムから読み解く』/刊・サイゾー


藤本 いや、読んでない。

柴田 では事件そのものに関してはどうでしょう。何か思われることはありしまたか?

藤本 そうだねえ、少年事件っていうのは、(加害者が)人格的に悪いヤツは本当に悪いんでね。だから可塑性があるからと言われても大いに疑問が残る。可塑性ってのはまあ、「人格とは成長によって柔軟に変化していくから、少年は成人に比べ更正の余地が大きい」ということだけど、でもね、人格というのはそれこそ言葉通り個性によって違うんであってね、とことん血も涙もないヤツもいれば、一時的な環境でそうなっちゃったヤツもいる。反省できる人もいれば一生反省なんてしないで悪さを重ねていく者もいるわけでね。

柴田 法律的に言うと酒鬼薔薇事件は少年法厳罰化の前だから、以前の少年法の範疇で裁かれたじゃないですか。先生は立場的にどっちですか、厳罰か厳罰化反対か?

藤本 厳罰だね。

柴田 それはどういう根拠から?

藤本 それはさっき言ったように、治らない人は一生治らない。少年であろうがなかろうが、だめなヤツはダメなんだよ。

柴田 じゃあ厳罰化されたことに関しては肯定派?

藤本 そうだね。ゆとり教育だって同じでしょ? ゆとりを与えられて伸び伸び育つ子もいれば、それで不良化しちゃう子もいるだろうし、無気力になってなんにもしなくなっちゃう子もいるかもしれない。人間ってのはひとりひとり違うんだから。

柴田 じゃあ元少年Aはどうでしょう? 彼に最も適した刑は何だったと思われますか?

真鍋 あれは具体的にはどうでしたっけ。子どもを2人殺して、1人の子を死体損壊した?

柴田 いや、2人殺してその1人を死体損壊。さらにもう1人後遺症が残る大けがさせてます。さっき言ったように後に少年法は厳罰化されました。今の少年法だと彼の刑はどうなるでしょう。どのくらいが妥当だと思いますか?