>  > 【現役スカウトマンが語る内幕】100年続く遊郭・飛田新地に襲いかかる中国人の「爆買い」
シリーズ 達人に訊け「杉坂圭介(飛田新地スカウトマン)」前半

【現役スカウトマンが語る内幕】100年続く遊郭・飛田新地に襲いかかる中国人の「爆買い」

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飛田の特徴は「組合がしっかりしてる」こと


──ご著書は、あっという間に三冊目ですね。ご執筆のきっかけは何だったのでしょう?

杉坂圭介(以下、杉坂) まあ一言で言えばご縁です。飛田についてもいろいろな本が出ていますが、当事者が書いたものがなかったので。

──著者さんの顔出しNGということは、やはり問題がおありなのでしょうか?

杉坂 ヤクザが怖いとかそういう問題ではないです。飛田は組合(飛田新地料理組合)がしっかりしていて、タテマエとしてスカウトを使いません。実際には人材不足で使わないわけにいかないのですが......。

──それは存じませんでした。「料亭」だから、『コンパニオン募集』とかの広告は見たことがありましたが。

杉坂 今は募集広告だけでは難しいですね。女の子がいなくて何日も店を開けられないこともめずらしくないんです。

──それは深刻ですね。「女の子なら誰でもいい」というわけではないでしょうしね。

杉坂 そうですね。そういう苦労もあって、飛田についてちゃんと書かれた本があってもいいんじゃないかと思っていたこともあり、書かせていただくことにしました。まあ一冊目を出した時は、飛田の組合の関係者から「誰だ、こんなの書いたの!」って、「犯人捜し」をされてました。一方で、「よく書いてるね」という評判もあるようです。いずれにしろ飛田が飛田としてやっていられるのは、組合の存在のおかげですから、こちらも気を遣っています。最近では町内の清掃や防災訓練も一緒にやっていますし、共同体としてきちんと機能しているんですよ。

── 地元のヤクザの親分衆も距離を置いていますね。

杉坂 そうなんです。意外に思われるかもしれませんが、ヤクザや半グレとの癒着はないですよ。組合がヤクザを排除しているんです。そういう歓楽街は国内でも少ないと思います。