オービスの歴史
オービスの登場は1970年代の終わり頃。
すぐにタクシーなど職業運転手の組合が「オービス裁判闘争」をやった。そのときの主張のひとつに肖像権の問題があった。警察が無断で国民の顔(肖像)を撮影していいのかと。
1980年頃、裁判の判決が続々と出た。肖像権の問題については以下のような判断がなされた。
「悪質なスピード違反なら肖像権の侵害もやむを得ない」
その頃からオービスはずっと、悪質なスピード違反、つまり飲酒や無免許と同じく「非反則行為」に当たるスピード違反だけを取り締まり続けてきたのである。
昔のオービスにおける裁判闘争において、取り締まる側=警察はオービスでのスピード違反には「非反則行為=赤切符に限る」という制約を設けてられてきたというわけだ。
以上を踏まえて、びっくりな話に入っていこう。