>  > ジャパニーズYAKUZAは「テロリスト扱い」が世界のルール!?
男猫の午前会議25時☆ 工藤明男×猫組長×渡邉哲也(ゲスト)②

ジャパニーズYAKUZAは「テロリスト扱い」が世界のルール!?

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左から工藤明男、渡邉哲也、猫組長


日本の暴力団に影響をあたえるパナマの秘密文書


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『欧州壊滅 世界急変 「英EU離脱」で始まる金融大破局の連鎖』刊/徳間書店

工藤 渡邊さんがお書きになったい『パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う』に、今年の春に世界中を騒がせた"パナマ文書"が、日本の暴力団にも大きな影響を与えて、ヤクザ世界の経済の在り方が変わっていくんじゃないかっていう章がありましたね。興味深く読ませていただきました。

渡邉 世界中の租税回避をやっている連中の存在を暴こうとすることは、世界中のアングラマネーの仕組みを明らかにすることと等しいわけだから、だから、パナマ文書を暴くことと、テロとの戦いは一緒なんですよね。すると悲しいかな、日本の暴力団はYAKUZAという総称でテロリストなんですね、アメリカから見たら。

工藤 ヤクザは国際的に見たらテロリスト扱いなんですか。

渡邉 というか、日本で国際テロ指定をされてるのは暴力団だけなんですね。

工藤 過激派はテロ指定されてないんですか? 日本赤軍とか中核派とか......。


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渡邉哲也さん


渡邉 それが、されてないんですよ。ほんとだったら中核派なんてのは、当然テロリストなので指定すべきなんですが......。だから、警察としては「日本もテロ対策をやってるぞ」というふりを海外に向かってするためには、ヤクザを取り締まるしかないという、歪んだ構図があるんです。

猫組長 最近になって、ヤクザのことを警察やマスコミが反社会的勢力って呼ぶようになったでしょう。つまりテロリストだから反社会的勢力なんだね。

工藤 反社会的勢力という言葉は、ヤクザ=テロリストであるという刷り込みでもあるんですね。アメリカからの要請の。じゃあもう、日本の暴力団は衰退していく以外に道はないじゃないですか。

渡邉 もしくは地下化するか。あと、こうした流れだとインテリヤクザが増えていきますよね。

工藤 でも株取引とかできないですよね、ヤクザは。口座を持てないわけから。

渡邉 だから、それをやるために使ってたのが、タックスヘイブンの外国の銀行を通して──だったわけですよ。

工藤 あー、なるほど!

渡邉 たとえば、シンガポールとか香港を踏み台にして現地に法人を作っておく。それから、その法人口座を利用して、英領ヴァージンでペーパーカンパニーを作る。英領ヴァージンは個人ではなくて法人株主の会社が作れるんですね。そうした隠ぺい工作を2回やると──プロキシサーバってあるじゃないですか、インターネットの。プロキシ2回踏んでるみたいなものなので、秘密口座が作れるんですよ。

工藤 誰が実際の大元なのか分かりにくい。

渡邉 分かりづらい。で、パナマ文書ってなにかって言うと、陰謀文書でもなんでもなくて、領収書とか、どこどこの会社は誰の所有者ですという書類を集めたものなんですね。

猫組長 そして、大事な部分だけ、隠されて出ていない。

工藤 え? そうなんですか?

猫組長 CIS(Customer Information System)は出てきてないですよね。レファレンスはね。

渡邉 出てないですね。

猫組長 出てない。そこが一番、大事なところ。意図的にそれを抜いたものを誰かがリークしたのか、入ってきたけど出してないのか......。あと不自然なのは、アメリカ人の流出データが非常に少ないんですよね。

工藤 ってことは、パナマ文書を流出させたのはアメリカ......?

猫組長 僕はアメリカ主導のリークだと思ってますよ(キッパリ)

渡邉 まあ、その、陰謀論に走っても仕方ないと思いますが(苦笑)、ただし、パナマ文書の公開は、アメリカにとってデメリットがゼロに近いことは事実です。