>  > 東京・S51世代不良少年のアツすぎた日々を辿る 〝阿弥陀如来〟藤井学 「覚せい剤で失ったもの、そして復活」
阿弥陀如来インタビュー

東京・S51世代不良少年のアツすぎた日々を辿る 〝阿弥陀如来〟藤井学 「覚せい剤で失ったもの、そして復活」

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 藤井学と同世代の不良少年の中には、様々なタイプの人物がいた。彼は当然彼らとの関係も持っていた。

「俺はどこかに属しているのではなくて、一本独鈷でやって。自分はJR中央線の中野がホームなんですけど、川崎も横浜も千葉も仲良くして。中央線だって関係よくって。そういう感じでやってました」

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 そして、歌舞伎町を拠点にのしていった男は、成功者として大金を掴むことにもなった。

「金? 半端ないくらい持ってる時期もありましたよ。24~25歳のころは金貸しやってて成功してたから。歌舞伎町はもう19歳くらいからクラブで飲んで、博打やって。
 金もあるし、毎日歌舞伎町のバカラ行ったりキャバ行ったり、で、やることないから、という状況だったんですよね」

 だが、好事魔多し。藤井学の成功にも不穏な影が差してきた。

「覚醒剤に走ったら思考がおかしくなって、その頃は数億持ってたんだけど、33くらいかな、10億の金を作ろうとして金融商品いじっちゃって、それで数億、1億や2億じゃない金をやられて。
 そういうきっかけがあって人間不信になって、下は当時何十人かいたんですけど、とにかく、覚醒剤に走っちゃって」

 悩んだ時に手を出したのが覚醒剤だ。

覚せい剤で二度の逮捕

「覚醒剤に走ったら思考がおかしくなって、それで、『死のうかな、どうしようかな』と悩んでる時に一発目のガサが入って、これは詐欺未遂なんですけど、携帯貸した女がマトリなのか仕込まれたのか、その女が帰った時に、がちゃんとドアを開けたら新宿警察が踏み込んできたんですよ。
 それで、もうしらねえよ、って、合法ハーブからMDMAから覚醒剤からああ、全部俺のだよって、しょった。
 しょったのはいいけど、しょっただけじゃなくって向こう(警察)はもっと罪を重くさせるために、女に売りをさせたんじゃねえかとか、いろいろ言われて、俺が預かってた人間がネットで覚醒剤の売人をしてたのを、俺の若い衆だということにして絵を描こうとしたんだけども何も証拠がない。
 俺は売人なんかしたこともない、金貸ししかしたことないと言っているのに、俺を営利で起訴しようとした。でも、俺は落ちなかった。何もないんだから。で、弁当持ち、懲役2年の執行猶予3年になった」

 だが、一度は執行猶予となったが、改めての逮捕となった。