>  > 東南アジア諸国の深刻すぎる人権問題を山口祐二郎が追う 前編
ヘイトスピーチハンター・山口祐二郎のひとりごと

東南アジア諸国の深刻すぎる人権問題を山口祐二郎が追う 前編

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ビルマの少数民族


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 ロヒンギャ族以外も、ビルマの少数民族は数多く日本に来て暮らしている。ビルマの人口約6割がビルマ族であるが、その他に130以上の少数民族がいて迫害をされ過酷な状況に追い込まれている。ビルマから16年程前に日本に逃れてきた少数民族、モン族の男性I氏(50歳)にビルマの内情を聞いた。

「日本ではミャンマー(ビルマ)というと、ロヒンギャ族ばかり出るけど他の民族も大変だね。私はモン族だけど、仲間が殺されたり酷い差別を受けて仕事もなくなった。生活するのが経済的に困難になり、日本の知人を頼って逃げてきたね。今も家族がミャンマーにいるけれど、いつも心配してるよ」」

 深刻な表情でそう語った。


貧困に晒され売春する少数民族


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 当たり前にビルマでは少数民族への迫害、差別がまかり通っている。そのような状況から、不景気なのもあるが少数民族は差別から仕事にも中々就けない。食えなければ生きるために、どうにかして飯を食わなければならない。私自身が貧乏だったことがあるので分かるが、身体を売ったり、もしくは盗みなどの犯罪をして食い扶持を作るしかない。勿論、そうした事情がなく金に困っていないが自らの意志で売春をおこなう者もいるが、ビルマの少数民族は飯を食うために売春をせざる得なくなる者が沢山いることは間違いない。

 ビルマ国内では元首都のヤンゴンなどで売春はおこなわれている。日本と同じくビルマでも売春は違法であるが、平然と売春がおこなわれている現状がある。ビルマの周辺諸国のタイなどで売春をしているビルマの少数民族も多いという。ビルマの少数民族は、ビルマや東南アジア諸国の売春業者の大きなマーケットになっているのだ。