【SEASON.2】
その客は、キャバ嬢とキスができるようになる。
一度、キスをすれば、それ以降は、どこでどれだけディープなキスをしようともキャバ嬢たちは「キスで済むのなら」と心の中で叫びながら何度もチューチューしてくれる。これもシーズン1同様に、ヤらないでここでとどめるという意味合いが大きい。
客は、シーズン1からシーズン2へとステップアップしているために、シーズン2に入った頃から、キャバ嬢から露骨に「同伴して」とか「あれ買って、これ買って」とリクエストが投げかけられてくる。
逆説的にいえば、キャバ嬢とキスをしたければ同伴してプレゼントを与えればほとんどのキャバ嬢たちがキスをOKしてくれる。フレンチキスからはじまるかドロドロのディープキスからはじまるかは、プレゼントの値段が安いか高いかでほぼ決まる。そんなわけでいきなりシーズン2からキャバ嬢とのラブストーリー(擬似)をはじめることも容易だ。
キスをしながら、胸をもんだり、尻を触ったりできる確率は、キャバ嬢のルールというよりも、その女の個人差によるところが大きい。金にめざとい女はデロデロのディープキスをしていようとも尻すら触らせてはくれない。多少、奉仕精神のある女だと、キスしているついでに胸や尻へのボディタッチが可能となる。ただし、あくまでも現金主義であるために、ソフトタッチに限られる。
<後編に続く>
(取材/文=筒ひとし)