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ヘイトスピーチハンター山口祐二郎のひとりごと

山口祐二郎が東京都知事選を振り返る「今回のMVP候補者は誰だ!?」

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2016年7月31日、午後8時。都知事選挙の投票が締め切られた。結果、小池百合子氏がダントツの得票数で圧勝。女性初の都知事が誕生をした。自民党都連が押していた増田寛也氏、野党統一候補の鳥越俊太郎氏が中身がないのは私は分かっていたので予想通りである。だが、小池百合子氏、増田寛也氏、鳥越俊太郎氏の3名ばかりがマスコミに取り上げられていたが、実は今回、都知事選史上最多の21名の候補者が出ている。私は元労働大臣の山口敏夫候補を応援していた。この度の都知事選について様々な人間が各メディアで分析をしているが、いまいち的を射ていないものばかりだ。なので、私がきちんと書いておきたい。(文=山口祐二郎)


増田寛也氏は、半沢直樹ならぬハンパな直樹?


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増田寛也オフィシャルサイト(リンク


 自民党都連が推した増田寛也氏が小池百合子氏に大差をつけられ惨敗した。自民党都連と激しく対立していた小池百合子氏が都知事なったことで、大きく都議会は変わるだろう。

 小池百合子氏といえば、元総理大臣で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏との不仲説で知られている。小池百合子氏は政策として、不透明な東京オリンピック・パラリンピック予算の検証を訴えている。国立競技場、エンブレム、賄賂招致など不祥事が相次がせ、東京オリンピック・パラリンピック予算高騰を招いている森喜朗氏にとっては都合が悪い。さっそく、森喜朗氏は小池百合子氏に「五輪のことを勉強して頂きたい」と威嚇をしている。

 元々、森喜朗氏が都知事になって欲しかったと思われるのは、自民党都連が推していた増田寛也氏である。増田寛也氏を推薦したのは都連の会長、石原伸晃氏だ。石原伸晃氏といえば、森喜朗氏に頭が上がらないことで有名である。2012年の総裁選において結果的には安倍晋三氏が総理大臣となったが、その際に森喜朗氏は石原伸晃氏を総理大臣にするべく推薦者、票集めに取り組んでいたのである。元総理大臣が、総裁選においても暗躍をしていたのだ。それは自身の言うことを聞く人間が総理大臣になれば都合が良いからだ。

 つまり、その森喜朗氏のマリオネットならぬ石原伸晃氏が推す増田寛也氏。森喜朗氏の紐付きで間違いないということだ。この森喜朗氏の息のかかった増田寛也氏がどんな人物か。増田寛也氏は元岩手県知事で、岩手県には借金6000億ぐらいあり、それを無くすということで岩手県知事になったのであるが、増田寛也氏が岩手県知事を辞める際に借金はどうなっていたか。何と、無くなるどころか借金が倍増し1兆3000億ぐらいになっていたのである。半沢直樹の倍返しならぬ、ハンパな直樹の借金倍増男な増田寛也氏。この増田寛也氏が実務能力があるということで、都連は担いでいたのである。

 このような人間が都知事になっていたらどうなったか。想像できるはずだ。


鳥越俊太郎氏は都民を愚弄している


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鳥越俊太郎公式サイト(リンク


 小池百合子氏、増田寛也氏に対抗し、民進党、共産党、社民党、生活の党などの野党が推したのが有名なジャーナリストの鳥越俊太郎氏だ。野党共闘路線で野党統一候補として出馬表明をした鳥越俊太郎氏。究極の後出しと言われた記者会見であったが、それにより出馬辞退をした人物がいる。元日弁連会長の宇都宮健児氏だ。

 宇都宮健児氏といえば、前回の都知事選で舛添都知事に次いで2位の得票率を獲得し、都政の様々な課題を解決すべく良い政策を掲げ、討論をしても誰にも負けない、素晴らしい能力のある方だ。一方、鳥越俊太郎氏といえばどうか。記者会見では会見では偉そうな態度で「分かりません」「知りません」と言うばかり。挙句の果てには、「急に出馬を決めたので、当初は確かに都政の知識が十分ではなかったが、私は51年現場でやってきた人間だ。3日あれば大丈夫だ。もう他の候補に負けないくらいの政策を出している。介護、中小企業、保育の問題などを中心に取り組む」 などとツイッターでつぶやいている。都政の勉強が3日あれば大丈夫なんてわけがないだろう。都政を舐めてるんじゃないのか。

 ろくに政策も言えないし、演説もできない。討論会も欠席の連続。中身がないのに知名度だけで周りに担がれて出馬したのが丸分かりだ。余りにも酷すぎやしないか。鳥越俊太郎氏は都民を愚弄しているし、鳥越俊太郎氏を野党統一候補として出馬させた人間たちの神経が私には分からない。ついには出版関係者の間では有名な話であった女性淫行疑惑のスキャンダルも出た。星の中の1つの話が表に出ただけだと皆が言っている。

 次から次にボロが出て困ったのか、鳥越俊太郎氏の陣営は宇都宮健児氏に正式に応援要請をした。しかし、宇都宮健児氏が応援要請を受ける政策面などの条件で、週刊誌でスキャンダルされた女性淫行疑惑について説明することがあったらしい。結局、鳥越俊太郎氏はジャーナリストであるのにも関わらず、説明をしないので宇都宮健児氏と決裂をした。

 現在、鳥越俊太郎氏の陣営は、宇都宮健児氏を激しく批判している。そして、池上彰氏の選挙特番にも出演しなかったことで批判が相次いでいる。『聞く耳を持つ都知事』をアピールしていたが、偉そうで聞く耳を一切持っていないことが突っ込みどころ満載である。野党共闘が民主主義を全面に押し出しているのに、都知事選での候補者選びは野党の党利党略で、まやかしの民主主義を明確にさせたのが鳥越俊太郎氏であった。