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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「六代目山口組と浪川会とのトラブルから見えた和解交渉の難しさ」

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写真はイメージです


 博多が一触即発の事態になりかけていたようですね。

 ネットとかで実際にあったこと以上に盛り上がっている側面もあるのかもしれませんが、ただ今回のバッティングで、一人の人の指が飛んだことは事実のようです。

 しかも、死に指になってしまったとか。

 その人も災難でしたが、その指を相手側に持っていくことになったある組長も災難だったでしょうね。

 というのも、知人などから話を聞くかぎり、その組長のところに情報が届いておらず、事件全体の内容を理解していなかったようなんです。

"上の人間"という役割として指を持っていったけれど、そもそも和解条件を満たしていなかった状態(トラブルを起こした張本人を同行させることが最低条件だったとか)だったらしく、和解交渉どころではなかったと聞きました。

 その後、デモンストレーションなどの騒ぎも起きた今回の一件ですが、今のところは動きも止まり、博多の町も平穏を取り戻しつつあるようです。

 警察当局の、迅速な対応が一定の効果をあげたといえるでしょう。

 でも、少し気になったのですが、今回の事件で六代目サイドが動いたという話をまったく聞かなかったのですが、そんなものなんですかね。

 これが神戸山口組だったら、山健組の人たちがすぐに応援部隊として現地入りしていたような気がするのですが......。

 組織としての体質の違いといえば、それまでの話なのかもしれませんけどね。




【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。