>  > 加茂田重政著『烈侠』、斯界の超大物が語った「我が極道人生」のスゴみ
山一抗争突入の真相、菅原文太ら芸能人とのド派手な交遊、アイドルとも電話一本で……「加茂田軍団4000人」激動の歴史!

加茂田重政著『烈侠』、斯界の超大物が語った「我が極道人生」のスゴみ

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抗争の凄まじさも描かれる

 また、本書では当然といえば当然なのだが、加茂田氏の抗争における攻勢の凄まじさなども描かれている。
「お前らが謝るまで撃ち込んだる」と、拳銃を半月にわたり毎日敵対した組に撃ち込むような激しさ、抗争のために北海道まで、航空機をチャーターして大挙乗り込むような派手さである。
 そして、これらの派手な攻勢を加茂田氏は、
「一回の衝撃で十年は安泰になる」と、そのデモンストレーションとしての効果を十全に計算しながら行っていたともいう。
 天衣無縫な雰囲気が漂う加茂田氏だが、一方で冷徹な計算を行いながら抗争を展開していたというのだ。

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加茂田組の北海道侵攻。機動隊がホテルに加茂田組を包囲、ホテル中よりの一枚


芸能人多数登場、伝説の地蔵盆...

 さらには一斉を風靡した大物極道ならではのエピソードとして、芸能界の大物たちとの交友が語られている。菅原文太や梅宮辰夫、松平健、若山富三郎といった大物俳優たちとの交友、さらにはたとえば中森明菜や中山美穂といった、アイドルとも電話一本で要求を通すことができるような力を持っていたことも改めて明らかにされている。
「とにかく、芸能人はぎょうさん来とった。盆踊りには河内音頭の家元が来た。あと松平健、火野正平もすごい仲良かった。まだデビュー前の赤井英和が家に来てたり。よく小遣い渡したとか、そんなんもあるし。細川たかしも関係があったな。菅原文太は地蔵盆とか松太郎の法要なんかも来てくれとる」
 とは本書における加茂田氏の弁だ。
 そして、芸能人が多数登場のド派手な地蔵盆は未だ思い出として語り継がれているという。

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菅原文太が加茂田組による地蔵盆に登場、住民の前で歌う