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ヤバすぎるアンダーグラウンドエッセイ from 東北

元四次団体組長・張恭市の「喜多方の帝王、被災地を行く」

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とある大手暴力団(日本でいちばん有名なあそこですね)からスッパリと足を洗い、現在は被災地復興のため日々汗を流す「喜多方の帝王」こと張 恭市。そんな福島在住の張が被災地の現況から刑務所の実態まで、ヤバすぎるリアルな話を大いに語り尽くします!


金はあっても働き手がいないという現実


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あれから5年、一向に復興は進んでいないという 撮影/筆者


 東日本大震災後の福島県いわき市は、未曾有の事態になっている。

 たくさんの二次災害、三次災害が発生しているのだが、その中でもっとも深刻なのが人手不足であり、人手が足らないと言うことはつまり、復興も大幅に遅れるということなのだ。

 除染作業員も当初は溢れるぐらいたくさんいたが、数多の不祥事や事件などで誰でも作業員になれなくなってしまい、現在では病院に行って血圧や持病等の精密検査等を受け、五体満足な身体と証明してもらった後でないと作業員にはなれない。

 もちろん、指が欠損していたり、刺青があったり、暴力団関係者、交遊者などは除染作業員として働くことはできない。

 以前は高収入を謳い文句にしていた除染作業員も、東京オリンピックの準備のために会場を作る現場に移ってしまい、現在、福島県の除染作業員として来ている者は、海のものとも山のものともわからないような者が増えてきているのも事実だし、そもそも以前のように高収入では無くなってきているのでやり手が少なくなってきているのも事実なのだ。


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撮影/筆者


 また、その除染作業員達が食事をとる場所も少なく、そこに目をつけた私は被災地に出向き、何回かリサーチをかけたあとに、被災地であるいわき市方面で飲食店を手掛けようと動いていたことがあった。

 その際に協力してくれた地元の青年会議所の人間は、口を揃えて私にこう話してくれた。