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ヤバすぎるアンダーグラウンドエッセイ from 東北

新連載 元四次団体組長・張恭市の「喜多方の帝王、被災地を行く」

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とある大手暴力団(日本でいちばん有名なあそこですね)からスッパリと足を洗い、現在は被災地復興のため日々汗を流す「喜多方の帝王」こと張 恭市。そんな福島在住の張が被災地の現況から刑務所の実態まで、ヤバすぎるリアルな話を大いに語り尽くします!


マスコミが絶対に報道しない「被災地の現在」とは


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筆者が最近、撮影した「現在の被災地」。まだまだ復興がすすんでいないことがわかる。


 2011年3月11日。東北(とくに福島、宮城、岩手盛岡)はその瞬間、天変地異でも起きたかのような、それまでの生活が180度一変する大惨事が発生してしまう。

『東日本大震災』

 なかでも福島は、震災の二次災害で原発が爆発し、放射能が飛散。近隣に住んでいた住民には避難勧告が出され、福島産の農産物はすべて放射能に汚染されてしまい(当時)、これまでにない大打撃を受ける出来事となった。

 そして、その年以降も、農家の人達は風評被害に苦しんでいる。


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撮影/筆者


 しかし、そんなときこそ金の臭いを嗅ぎ分けるのが得意な人種がいる。

 それが『暴力団』だ。

 東日本大震災後、政府は大手ゼネコンを使って除染活動を開始。

 そこに上手く潜り込んだヤクザが、利権をめぐって大小のトラブルを起こす。

 人材不足に悩む除染作業員を、暴力団はいとも簡単に集め、被災地へ次から次へと送り出すした

 そこからまた、被災地や被災者に対し、別なトラブルが発生する。

 除染作業員と言っても、しょせんはヤクザがそのへんから捕まえてきた身元のわからない人間ばかり。

 関西系の暴力団からは、日雇いで生きているような素性のわからない者たちや元暴力団のガラの悪い人間たちが送り込まれ、彼らはその者たちからピンハネをする。

 それだけでも相当な額が、除染に送り込んだ人間の懐に入る。

 そこに目をつけたほかの暴力団が、我も我もと除染作業に着手し、被災地へ送り込まれた除染作業員達が地元住民達に多大な迷惑をかける事件を多発させてしまう。




次のページでは、テレビでは絶対に報道されない、被災地で本当にあった悲惨な事件を取り上げます