>  > ネット上で話題となっている十三ベース事件(?)についての私・山口祐二郎の見解
ヘイトスピーチハンター山口祐二郎のひとりごと

ネット上で話題となっている十三ベース事件(?)についての私・山口祐二郎の見解

この記事のキーワード:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

凛七星氏


yamaguchiyujiro_20160621_02.jpg

写真はイメージです


 事件が起こった背景には、様々な事情があるのだと私は感じてしまう。私はこの2人の人間関係で外せない人物だと思うのが凛七星氏(@GPart2)である。凛七星氏はカウンターと呼ばれる反差別の行動が盛り上がる前から差別主義者と闘ってきた『友だちを守る団(2013年5月に解散)』代表であった人物だ。

 この、凛七星氏のことを2人は先輩として慕っていた。凛七星氏については私も同じく慕っているし、魅力的な方である。凛七星氏がいなければ現在、関西はどうなっていたかと思う。それぐらい活躍した人物だ。

 だが、凛七星氏はアウトロー気質があり破天荒で大酒飲みだ。また、カウンターで目立つ余り警察や検察に弾圧されたりまでした。それがカウンターのネガティブキャンペーンにされてしまい、支援も大変だったのであろう。カウンターをする人たちの中でも凛七星氏を批判し嫌う人間も出てきた。私には詳細は分からないが、そんな中で加害者とされる人物は凛七星氏と決裂したようである。

 加害者とされる人物は凛七星氏の支援を誰よりもしていたし、周囲へもフォローをしていた。それを私は知っている。が、おそらく許せないことがあったのだろう。そのようなことに対し、被害者とされる人物は加害者とされる人物に不満を抱いていたように私は感じた。そういう経緯があり、凛七星氏を支える2人の間には亀裂が生じたのだと私は思う。

 そう確信したのは、2014年7月に大阪市で開催された反差別デモ『仲良くしようぜパレード(略称 仲パレ)』に参加した際である。仲パレ後には、大きな会場で盛大にパーティーが開かれたのだが、加害者とされる人物はそちらにいた。しかしながら、被害者とされる人物はそのパーティーに参加せず違う店で飲もうと私を誘った。その時、私は2人が仲パレなのに仲違いをしているのを知らなかった。何となく、大規模なパーティーより小さな宴会が好きなので被害者とされる人物に誘われた飲み会に私は参加をした。けれども後からそういった複雑な人間関係があることを聞いて知り、本当に驚いた。

 凛七星氏を心から慕っていた2人が、現在こうなってしまったことが私は悲しくてならない。


金展克氏


 この事件を厳しく批判している人物がいる。それが元レイシストをしばき隊で元C.R.A.C.の金展克氏(@HeartRights)だ。現在、金展克氏は加害者とされる人物や庇う人間たちと激しく揉めている。

 2013年2月。新大久保のコリアンタウンに嫌がらせをする差別主義者を止めるため始動したカウンターの初期から金展克氏はいた。私は一緒にやってきたし、金展克氏と家が近かった時期もあった。カウンター後の帰り道に色々と腹を割って話したりもした。

 嘘偽りなく、私の感じたことを書く。この人は切実な想いから、ヘイトスピーチをする差別主義者と対峙をし真剣に闘っていた。職場に差別主義者から嫌がらせをされても挫けずに頑張っていた。周知活動が苦手な私と違って、様々な場所に行き色々な人々と会いヘイトスピーチの問題を訴えていた。

 今でこそ、ヘイトスピーチを違法とするヘイトスピーチ解消法が成立施行されたが、当時はそんなことが考えられない深刻な状況だった。ヘイトスピーチやカウンターが全然知られていない絶望的な時期に、金展克氏は地道な努力をされていたのだ。それは確実に結果に結びついていった。

 金展克氏はツイッターでいつもこうツイートしている。

「反ヘイトカウンターという世界は、このプラカードを中心に始まった。忘れないで欲しい。その本来の精神を」
 



 だからこそ、金展克氏は暴行事件を許せなかったのではないか。金展克氏を批判する方々は、金展克氏が運動の主導権を握りたかったのではないかと考えているのだろうが、私はそうでないと信じたい。