>  > 万国の労働者たちよ、いまこそ地上の楽園"CH"へ集え!
ヘイトスピーチハンター改めカプセルホテラー山口祐二郎のひとりごと

万国の労働者たちよ、いまこそ地上の楽園"CH"へ集え!

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トラブルを笑い飛ばして精神を鍛えるべし


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関西のあるCH前にいらした、何事かを訴えていた方 撮影=編集部

 CHにいるとたまに面白いトラブルに遭遇することがある。館内着を羽織らずに全裸でウロウロする者、廊下で全裸で腕立て伏せをしている者、カプセルルームで謎の寝言やあえぎ声を出す人、なぜかレストランでフル勃起をしている方などなど話題にこと欠かない。サウナでオナニーをする猛者までいた。酔っていたのか、上段のカプセルルームから落ちて悲鳴をあげる人間も見てきた。

 そういったトラブルを嫌がることは簡単かもしれないが、私は本当に楽しい空間だと思っている。考え方を変えれば、笑いを提供してくれる人物がいるなんて最高ではないか。催し物みたいに考えると良いだろう。


日帰りじゃMOTTAINAI 長期滞在だって可能


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新宿のCHに住む人々を追ったNHK番組『ドキュメント72時間』

 CHの一部の店舗では、住むこともできる。ウィークリーやマンスリーの契約が可能なのだ。月6万程度の費用で暮らすことができてしまうのだ。少し値段が高いと思うかもしれないが、その中には水道光熱費、インターネット代、清掃代、アメニティグッズ代なども含まれているのでかなりお得である。契約期間もないので、数ヶ月などの短期間住むのにも持って来いである。

 料金を前金で支払えば、不動産屋で賃貸の部屋を借りるような厳しい審査もなく住むことができる。訳ありの事情で部屋を借りられない方々にもお勧めなのだ。汚くてボロい安い部屋を借りるよりは、大浴場もある清潔なCHで暮らしたい。そう、考える人が沢山出てきているのだ。

 何年か前にマンガ喫茶に住む人々がメディアで話題となったが、近い将来はCHを家にする者たちが多くなるかもしれない。
 

高級店、タトゥーOKな店、女性専用店などバリエーションも増加中


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東京オリンピックに向けて解放は進む、はず!? 写真はイメージです

 最近のCHは、高級志向の店舗もある。それでも、料金は4000円~5000円程度だ。上下二段式ではなく広々としたカプセルルームの布団は、高級マットレスや羽毛布団。テレビも小さい物ではなく、シアターのようになっていたりする。

 さらに、大浴場には高級アメニティグッズ。ソフトドリンクや味噌汁などの無料サービスもあり、何とオシャレなバーまであるカプセルホテルまである。低料金なのに、豪華でラグジュアリー気分になれるのだ。

 また、日本はまだまだ入れ墨(タトゥー)への偏見は強い。入れ墨=アウトローのイメージがあるのだろうが、ファッションで入れ墨をする者も少なくないのに、である。

 CHでは残念ながら、9割方が入れ墨の入った客はお断りの状態である。しかしながら中には、入れ墨OKの店舗もあるのだ。入れ墨のある方も、CHの利用を諦めて欲しくはない。

 2020年に開催予定の東京オリンピックもあるので、外国人観光客もますます増加するはずだ。日本も入れ墨への差別をなくしていかなければいけないだろう。

 ほとんどのカプセルホテルは男性専用だ。しかしながら、最近では女性客に対応したCHもできている。「CHは金のないオジさんが泊まる場所」なんていう考えはもう古いのだ。

 男性とは明確にフロアが仕切られていて、施設内はとても清潔。館内着も素敵な物ばかりだ。女性が嬉しいアメニティグッズも充実している。化粧をするパウダールームも広々。ファッション雑誌等も沢山置いてあり、人気となっているのだ。今後は女性客に対応したCHも増加していくだろう。