ブランジスタゲームが秋元康氏をプロデューサーとして発表したスマートフォン向けゲーム(以下スマホゲーム)「神の手」が先日27日に発表された。制作会社のブランジスタゲームは「神の手」以外のゲームを制作する予定はないと発表しており、その強気な姿勢から市場関係者からも注目を集めていた。
「神の手」はまさかのクレーンゲーム
27日は株主向けに公開され、翌28日に一般向けに公表されたゲームの全容は見たものを悪い意味で騒然とさせたという。
・今更クレーンゲームとは
・テレビゲームとはいわないが、そういうものを想像していた
といった声が上がっている。全体的に期待はずれという意見が多い。
では実際はどうなのか、ゲーム業界に詳しく、現在はスマホゲームを開発している運営関係者A氏に話を聞くと
「まさかスマホゲーでクレーンゲームとは。確かにスマホでリアルガチャやらの一定のニーズはあるけど、秋元氏と見城氏がタッグを組んでやることとは思わなかった」
と驚いた様子だった。
ただクレーンゲームは堅実な手だ、ともA氏は話す。
「クレーンゲームは景品が欲しいか否かのみに左右されます。ユーザーは景品が欲しければやるし、要らないならばプレイしない。そういう意味では、人気商品をどれだけ用意出来るかにすべてが掛かっているのですが、あの秋元氏と見城氏がボスですからね。つてはいくらでもあるのでしょう。」
「コンテンツが素晴らしく面白いのです。まさに『神の手』です」と、投資家向けのQ&Aで異様な強気を示していた割には、という評価が大勢だが、確実に儲けるという意味では神の一手といえるのかも知れない。