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舛添都知事とベッキーに学ぶ、記者会見リスクマネジメント

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舛添東京都知事の、政治家のお金の使い方諦め講座


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東京都知事の舛添要一氏が、都民が納めた税金の無駄遣いをしているという週刊文春の報道に端を発して、舛添氏の身辺が急速に慌ただしくなっている。

舛添知事の行っている行動の何が問題なのかというと、

①ほぼ毎週のように神奈川県湯河原町の別荘に通っているらしいが、公用車を使用している。

②海外出張において、効果があるからと数名の職員と共に5000万以上の費用をかけていたという。飛行機はファーストクラスが当たり前。まさに大名行列なみだ。

③回転寿司の飲食代などを政治資金として支出していたことも報じられており、さらに、千葉県の温泉施設に家族連れで泊まっておきながら、実際には行っていない「会議」を行ったとして政治資金を流用しているのではないか、という法律違反の可能性まで出てきている。

つまり
①=「公私混同」
②=「無駄遣い」
③=「公金流用」
であるということだ。

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「舛添要一の税金のことが面白いほどわかる本 ここがヘンだよ 日本の税金」(中経出版・刊/2000年)

確かに、知事という立場であればある程度のことは許される"特権"があるのかもしれないが、それにしても毎週のように東京から100km以上離れた別荘に通っている姿をみて、都民はなんと思うのだろうか。

当初公私混同が報じられ、それに対し「何ら問題はない!」と強弁していた氏だが、政治資金の流用の記事が出た途端「逃げる、隠すということではなくて事実を調べなければならないので待って欲しい」と一転して尻ごみする姿には失笑を買っているほどだ。

そもそも舛添知事が当選した2014年の都知事選は、前知事である猪瀬氏の金銭疑惑辞職によって行われた都知事選。収賄疑惑によって失職した前任者を見ているはずなのに、権力を手に入れると人は気が緩んでしまうのだろうか。

そもそも、都知事ともなればそれなりの収入を得ているはず。一般市民と比べてみれば園さは歴然だろう。それなのに、自分のお金を使わずにわざわざ他から費用をねん出するいじ汚さというかしたたかさというかは、確かに笑うしかない。

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「東京を変える、日本が変わる」(実業之日本社・刊/2014年)

舛添氏は東京都知事である。東京オリンピックは、もう目の前の2020年だ。ここにきて、東京オリンピック招致に関して2億円近い裏金が動いていたのではないかという捜査が、フランスの検察当局によって始まっているなど穏やかではなく、ロゴの盗作や競技場の白紙撤回といった恥ずかしい事態ばかりが生じているため、正直いって開催出来るのか!?と思ってしまう程である。

調査をし、明らかにしたからとはいえ、マイナスイメージのついた知事をこのまま放っておくことが都益、ひいては国益につながるのか。

ただ、金の問題という点では、石原元都知事だってあった話で、猪瀬氏は石原氏のように上手に振舞うことが出来なかっただけだったという見方も存在している。政治家なんてきっと、誰がなっても何かしらの問題が後から出てくるのだとすれば、辞職してまた選挙になり、こんな理由で無駄なお金が動くよりもこのまま見過ごした方が得策なのだろうか・・・。

余談ではあるが、舛添氏の行った記者会見の夜、不倫を認めたベッキーの謝罪がテレビで放送されたが、なにかを暗喩しているような気がしているのは筆者だけだろうか?


(文=生類憐れみの令)