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蛸山めがねの「わるいひとstyle」第25回『64ロクヨン-前編』編

傑作警察ミステリーの映画化「64ロクヨン」を見ずして死ねるか!

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原作は週刊文春「2012ミステリーベスト10」第1位、宝島「このミステリーがすごい!2013」第一位に輝き、累計130万部突破の横山秀夫氏「64(ロクヨン)」。2015年にNHKでドラマ化された作品が満を持しての前編、後編にわけての映画化を蛸さんはどう見たのでしょうか?


だいたい、一つの作品が前編後編にわかれての公開。その情報だけで萎える人は...

 最初にお伝えしたいのが、『64ロクヨン』前編に関しては、そんな心配は全くの杞憂でした! そして、映画公開の予告によく使われる"豪華キャストが集結した作品"という宣伝文句も「つくづく豪華キャストでよかったわ~。逆に豪華キャストじゃなきゃ大変だよ!」とまで思う次第でした。
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 なぜかと申しますと『64ロクヨン-前編』は、群馬県警の広報官である主人公・三上義信(佐藤浩市)が、警察官の花形部署ともいわれ、実際今までのドラマや映画でも主人公が所属していることが多い捜査一課(特殊犯操作係)だった頃に、昭和天皇崩御のためわずか7日間しかなかった昭和64年に起きた少女の誘拐殺人事件の話。三上は捜査にかかわるも、平成14年にいたるまで未解決のままだった。

 その未解決事件、通称「64ロクヨン」が時効間際の平成14年にさしかかった頃に、警察庁長官が直々に被害者宅へ視察に訪れることになって...といった話なのですが、昭和64年の頃の捜査官達、そして平成14年、広報官になっていた三上(佐藤浩市)をめぐる同僚、上司、記者クラブの面々など登場人物がすごく多いのですが、豪華キャストの人達が演じているおかげでストレスなく覚えられ、ストーリーを集中して追っかけることができるのでした。

パッと見ただけで、「こいつエリート官僚だけど、やな奴」とか「あ、こいつ周りの人を服従させないと納得しなそう」とかわかるって、大切ね。