今日から4回にわたって新宿、歌舞伎町のNo.1キャバ嬢・桜井野の花さんのインタビューをお送りします。新宿のオモテもウラも知り尽くした王女様が語る世相、夜遊び、そしてオトコの話題まで!? 必読の連続インタビュー集スタートです!
熱しやすく、冷めやすいタイプなんです

Photo by 中筋純
──最近の歌舞伎町はどうですか?
桜井 『このご時世~』って言葉を聞くたびに、衰退してるんだなって思います。
──どういう意味ですか?
桜井 不景気だ不景気だって言われてたけど、自分の売り上げはずっと右肩上がりで来たので、比べる対象がわからないんですよ。
どれくらい稼いだらすごいのかとか、どれくらい売ったら歌舞伎町では売れっ子って言えるのかとか、自分は歌舞伎町の中でどのレベルなのかとか、全然わかんない。私は、このお店のことしか知らない。
でも、お客様から『このご時世、こんなにもらってるのか』とか、『このご時世、これだけ売り上げ出してるのか』とか、お客様の口から"このご時世"って言葉を聞いたときには、やっぱり衰退してるんだなっていうふうには思いますね。
たとえば平月、なんでもない月、バースディでもない月に『1000万円売るような子が昔はゴロゴロいた』って30歳越えの女の子とかから聞くし、すげえデブですげえブスの子なのに、『昔は月に300万くらい売り上げて、100万以上もらってた』とか言う子もいるし(笑)、そういうのを見ると、ああ昔はよかったんだろうなって思います。このレベルでも稼げたんだなって(笑)。
それで勘違いしちゃって、プライドだけ大きくなっちゃって、いまだにキャバクラ嬢やってる人、歌舞伎町には結構いますよ。
たぶん、いまの歌舞伎町には金持ちはこないんですよ。ちょいちょい芸能人の方もいらっしゃいますけど、だいたい六本木の人が連れてきますね。新宿が、『たまには新宿でも行くか』っていう街になっちゃった。
──どうして新宿のキャバを選んで働き出したんですか?

Photo by 中筋純
桜井 好きな男の子が歌舞伎町で働いてたのがきっかけです。
──もしかしてホストですか?
桜井 はい(笑)。そのあとはコロコロ変わるんですけど。熱しやすく、冷めやすいタイプなので(笑)。
ホストとキャバ嬢ってワンセットなんですよ。昔は苗字を一緒にしたりするのが流行ったんですよ。苗字を一緒にして、『あれ、こいつら付き合ってるの?』みたいな(笑)。そういう頭の悪そうな理由でキャバはじめました(笑)。バカなんですよ。
でも、わたしがここまで頑張れたのは、彼のおかげです。
──その彼とは付き合ったんですか?
桜井 いいえ。キッパリはねのけられました(笑)。ホストクラブに行っても、お店に入れてくれないんですよ。
たとえば、その店の料金が5万円だとしたら、『5万くらいでコイツの顔見なくちゃいけないんだったら、もう金なんていらね』って思われちゃったんでしょうね。出禁(笑)。
私、すごいそれがくやしくて、だから絶対にコイツよりも売れて有名になってやる!って決めたんです。同じ街なので、有名になれば耳に入るじゃないですか。絶対、そこまで行って悔しがらせてやるって。
『新宿には桜井野の花っていう、すごい有名なキャバ嬢がいるね』って彼の耳に入れたくて。それで頑張ってこれた面もあります。
撮影協力/BAR ROYCE(ロイズ) 東京都新宿区歌舞伎町2-23-11第二和幸ビル2F 取材日時/2015年12月15日
(明日更新分に続く!)
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