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難波ウルフの「裏街道実況中継」

「六代目山口組VS神戸山口組の抗争事件」でひとり儲ける悪いヤツら

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抗争時ならではの裏ビジネス


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写真はイメージです

 六代目山口組と神戸山口組の抗争のおかげで密かに潤っているブラック市場がある。それが裏車屋だ。

 裏車屋とは、分かりやすく言えば、盗難車を転売したり、車を担保にして違法金融を営んだりと、とにかく、車に関するブラックビジネスをするところ。世界的にも顕著だった日本車ブームの頃は、日本国内の盗難車を海外に売りさばく裏仕事でひと財産を築いた連中も多い。そんな裏車ビジネスの中に、金融流れの車の販売というのがある。

 これは、例えば、車を担保にして金を貸し、返済できなくなった借主から担保だった車を取り上げ、転売したり、裏カジノの借金のカタに車を取り上げて転売される車のことを総じて「金融流れの車」という。


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 オレオレ詐欺グループが、使用者(自分たち)を特定されないように他人名義の携帯電話(飛ばし携帯)を使いたがるように、抗争時に頻繁に使用する車も他人名義の方がなにかと都合がいい。車のナンバーから実行犯を特定されることもなく、また、他人名義なら、乗り捨ても気楽だ。抗争事件のニュースではよく「盗難車が使用された」と報道されることも多いが、実際は他人名義の金融流れの車が使用されることが多い。その理由は、やはり、盗む手間のかかる盗難車よりも金融流れの車のほうが入手がたやすいからである。

 主に借金のカタとして誕生する金融流れの車。借金のカタというだけあって高級車が多いが、事業用のワンボックス車やトラックなんかもけっこう多く、裏車専門にやっている裏業者のガレージは、まるで正規中古車販売店のような台数の車が常に並んでいる。車の値段は、車種や条件によってピンキリで、5万円~1千万円クラスまである。金融流れの車を使用した場合、例えば、駐車禁止シールを張られても無視すればいい。車のナンバーから使用者を特定される事はない。事故を起こせば乗り捨てればいい。飛ばし携帯と同様に、やりたい放題できてしまう恐ろしさがある。