>  > バドミントン五輪候補選手が出入りしていた「錦糸町の裏カジノ」の内情を関係者が暴露
アスリートたちはなぜ違法なギャンブルに手を染めてしまったのか

バドミントン五輪候補選手が出入りしていた「錦糸町の裏カジノ」の内情を関係者が暴露

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暴力団直営の闇賭博場


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JR錦糸町駅前の風景(撮影/筆者)

 バトミントン日本ランク1位の桃田賢斗選手と全日本6連覇の田児賢一選手が違法賭博場に通っていたため日本バトミントン協会から試合出場停止等の処分を受けた(2016/4)。

 ふたりが通っていた違法カジノ店は、東京都墨田区内にあるJR錦糸町駅から徒歩5分程度の雑居ビルの9階にあった。100円駐車場に挟まれた建物で、近隣には居酒屋なども多く、錦糸町の飲み屋街の中でもわりと人通りの多いエリアである。店内は、約25坪ぐらいで、よくあるスナック程度の広さの場所に、バカラ用テーブルを2台設置していたので、決して広いとは言えない店内。8人も客が入ったら満杯になる。エレベーターはなく、階段を歩いてのぼる。この地域に古くからいる暴力団S会系列の組員が実質経営する違法カジノ店だった。

 この違法カジノ店は、すでに摘発されて消滅しているが、だいたいの稼動期間は約1年間ぐらいだった。違法カジノ店は、同じ経営者が摘発を逃れるために店の場所を転々とさせる。この違法カジノ店も例外ではなく、錦糸町界隈を中心に移転を繰り返していた。

 店は違法カジノ店によくある会員制で、300~400人の顧客がいたという。一夜にして数千万円が動くこともあり、この界隈では、屈指の違法カジノ店だった。

 桃田選手と田児選手の合計の負け額は1000万円というから、そこから推測すると、「ふたりは、1回のカジノ遊びで50~100万円ぐらいをつぎ込んで、勝ったり負けたりしていたことになる」(とあるカジノ通の解説)


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写真はイメージです

 この界隈は24時間営業の喫茶店も多く、暴力団員やその関係者、時には、覚せい剤中毒者たちと店内で遭遇することも多い。夜になると、外国人系のキャッチが多く路上を闊歩し、覚せい剤売買が路上で堂々とおこなわれることもめずらしくない。違法な金貸し屋が路上で堂々と集金を行い、キャバクラなどはキャバ嬢の個人売春の巣窟で、公園で、呼び込み同士が喧嘩沙汰となり暴力事件で逮捕されることも頻繁だ。けっしてガラのいい場所ではない。そんな錦糸町の、しかも、暴力団が営む違法カジノ店で遊んでいた桃田選手と田児選手はなかなかのガッツの持ち主ではないだろうか。しかも合計負け金が1000万円というからたいしたものである。さすがは日本ランク1位と全日本6連覇のツワモノである。

 だいたい、勝負の世界にも似たスポーツ世界に身をおく者なら、ある意味、豪快さがなければトップクラスにはなれないだろう。やんちゃさがなければ試合相手に勝つなんてありえないことだろう。違法賭博は確かに非合法ではあるが、勝負にこだわるスポーツマンがついつい足を運んでしまうのは理解できるといったら言い過ぎか。