世界に誇る日本の技術力。実はアダルト業界にも知る人ぞ知る伝説の技術者がいるのだ。今回は究極のアダルトグッズ開発に心血を注ぐ鬼才「快楽工房レジーナ」のオーナーに突撃インタビューした!
驚愕のスーパーピンポイントバイブ
大阪の某M性感店でプレイした時のこと。痴女に乳首責めをされた際に、これまでに味わったことの無い快感を覚えた。それはバイブらしいのだが、細かい振動でありながら力強い。しかも、ピンポイントで刺激されるのだが、プレイの都合上、目隠しをされていて詳細は分からない。
プレイ後にそれを見せてもらい驚いた。小さいのだ。マッチ棒のようで、初めて見る形だ。「そりゃそうよ、レジーナさんのオリジナルやもん。『スーパーピンポイントバイブ』って言うんや」と、その痴女は教えてくれた。
"レジーナ"とは、大阪の心斎橋にある『快楽工房レジーナ』のことだという。なんでも、このお店に置いてある商品はオーナーO氏によって一つずつ手作りされたものだという。それゆえに、一部では
『浪速のアダルトグッズエジソン』
と呼ばれているとか。
ちょっと気になったので、後日、連絡をして取材をお願いすると、O氏は快く引き受けてくれた。
「そうですかぁ、あそこのお店の痴女さんに、アレでやられましたか!」と、笑いながら迎えてくれたO氏。「面が割れるとプライベートで楽しいことができへんから」と、顔出しはNGであるが、イロイロと答えてくれた。
──何年前から、このお仕事を?
「お店を開いたのは......15年以上前になりますね。もともとは、普通にエッチな下着とかを売ってたんやけど、お客さんのリクエストを聞いているうちに、こうなってたんですわ(笑)」
──それは、どんなリクエストですか?
「たとえば、既存のバイブやローターがあったとして、お客さんは"もっとパワーがあったほうがいい"とか"乾電池だからスグにバッテリーが無くなってしまう"と言って。たしかに、プレイ中にローターが動かなくなったら興醒めするよな? それを解決するにはどうすればええのか? たとえば、電源に関してはAC電源式にすれば長持ちするし、微妙な強弱も調整できるやん、みたいな。でも、それは市販されてへんし......だったら、どうする? 自分で作ればええやん! という繰り返しですよね」
──その結果が、現在のように全てハンドメイドのアダルトグッズ専門店に?
「そういうことやね。電源だけではなく、"ピンポイントで責めたい"という要望には、棒の先端に樹脂で形を作って、高速振動するようにしたり......」

これがスーパーピンポイントバイブだ!
──それが、あの『スーパーピンポイントバイブ』ですね!
「そう。それをアレンジして、クリップに付けて、女王様がお客さんのイチモツに一切触れないで責めることができるようにしたり、先端を螺旋状にしてアナルにネジ込んで振動を伝えるタイプを作ったり......」
──どこから、その発想が?
「まず、お客さんのリクエストが発端やね。でも、そのリクエストって、いわば妄想やないか? それを形にするのが自分の仕事やと思ってます。よく言うのは、アダルトグッズ、大人の玩具ではなく、大人の"道具"を作ってるんや、って」
先端が螺旋状のアナル用
──つまり、お客さんのニーズに応えた結果が、今のスタイルになったんですね!
「そうなんやけど、それに全部、応えるから大変になってしまうんや(笑)。量産できるもんやないから、基本的にはお店でしか売らないようにしてるんですわ」
──だから、東京では見ないんですね......。
「そういうことになるんかな......。でも、東京の女王様でも使っているコ、おるで。まぁ、元々は関西のコで、その時、ウチの常連さんになって。でも、関西でも、そんなに使う女のコっていうのは......。ハンドメイドで決して安いもんやないし......」
イチモツに取り付けるクリップ式
──レジーナさんの商品を使えるというのは、それなりにステイタスのある女王様に限られると?
「ありがたいことに、そういうことになるんやろうねぇ。そのおかげで、商品の価値も上がることもあるやね」
──『スーパーピンポイントバイブ』の他に人気がある商品は?
「そうやな~......男性の方には『骨伝導式バイブ』かな。ちょっと、手にやってみ(と、私の手に当ててスイッチオン!)」
──ぬぉっ! なんなんですか、この"ずんっ!"と来る振動というか、衝撃は!
「そやろ? これが女性のアソコの中で動いたらどうなると思います?(ニヤリ)」
もう一つの人気商品『骨伝導式バイブ』
おそらく、あの衝撃が膣内で起きたら、ほとんどの女性がイキまくると思うし、中には失神してしまうこともあるのではないか? また、「無いものは作る」というスタンスで、ここまで築き上げてきた実績から、O氏が『浪速のアダルトグッズエジソン』と呼ばれていることも納得である。
取材協力店
『快楽工房レジーナ』
℡:06‐6245‐7240
(取材/文=子門仁)