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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「3つめの山口組が誕生する!?」

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国家公安委員会は4月7日、神戸山口組(兵庫県淡路市)を、暴力団対策法に基づく指定暴力団とすることを確認しました。組織発足から約8ヶ月での指定は異例のスピードです。指定暴力団に対しては、公安委員会が不当要求の中止や組事務所の使用制限などを命じることができるとされ、警察は抗争事件に市民が巻き込まれないよう取り締まりを強化するとしています。


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おだやかな春の瀬戸内海(写真はイメージです)


 当初の予測より数ヶ月早く、先日神戸山口組が国家公安委員会から、暴力団としての指定を受けましたね。

 周囲の反応に耳を傾けると、これで神戸山口組も身動きがとれなくなった、と見る人が大勢ですが、神戸山口組の"中の人"は、少し違う解釈らしいですよ。

 そっちの世界にくわしい知人なんかもこう言っていました。

「そんなことは初めから分かりきっていたこと。逆に神戸山口組が指定される前に決着をつけられなかった六代目山口組のほうが真価を問われるんじゃないか」と。

 確かにこれ、一理あるんじゃないですか。

 だって、「あんなもんヤクザじゃねーだろ!」発言で一斉を風靡した小島よしおさんでしたっけ? それは「そんなの関係ねー」か(笑)。

 六代目山口組のえらい方がテレビカメラに向かって、神戸山口組はヤクザじゃない、というニュアンスのことをおっしゃっていましたが、国が正真正銘のヤクザ組織だと認めてしまったわけですからね。どうするんでしょうか?

 それからもう一つ、先日から流れだした、「六代目山口組から4団体が抜けて、新しい組織が立ち上がるのではないか」という噂。

 ノンフィクションの大家・溝口敦さんも日刊ゲンダイの連載「溝口敦の斬り込み時評」(4月4日付)で、(六代目山口組の若頭補佐である大同会の)森尾(卯太男)会長が音頭を取って『中国・四国ブロック』に所属する直系組織を糾合、別組織を打ち立てる構想が進行中というのだ」「このとき森尾会長が参加を呼びかける直参として、竹中組・安東美樹会長(姫路)、若林組・篠原重則組長(高松)、大石組・井上茂樹組長(岡山)、豪友会・加糖徹次会長(高知)などの名が挙げられている」と書いていらっしゃいます。

 そうなったらさらに一波乱起きそうだとは思いますが、ぼくのまわりの声から判断するに、ちょっと可能性は低そうですね。

 確か、去年の年末くらいにも極心連合会の橋本会長が、あそことあそこと、もう一つあそこに声をかえて、新たに「大阪山口組」を立ち上げるらしいともっともらしく語っていた「情報通(?)」がいましたけど、いつの間にかそんな話、立ち消えになってしまいましたもんね。

 今回もそのレベルの話ではないかと思うのですが、かりにもし実現したら、名称はどういうふうにするんでしょうか。また山口組という名前が付くのですかね。

 ブロックの名前をとって「中国・四国山口組」か、大同会の本部のある「山陰山口組」か、それとも「瀬戸内山口組」とか。

 うーん。名前を付けるのって、結構難しいものですね。


(文=工藤明男)


【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。