2016年が始まって、約100日。この間の芸能ニュースは「センテンススプリング(©ベッキー)」こと週刊文春の一人勝ちかと思いきや、ここに来て、乙武不倫やガソリーヌ(民進党・山尾志桜里議員)など、週刊新潮もスクープを連発しています。そんな、芸能ニュース当たり年の今年上半期を、少し早いですが4回に渡って工藤明男が振り返っていきます!
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芸能界の「金、権力、女、覚せい剤」
乙武君とN.S氏の事例を見て、2人に共通するのは、一見対照的な体型に見えて、それぞれの身体的な不自由があるところが大きな原因のように思われた。
それが大きなコンプレックスになっていて、それぞれ性行為に執着したように思われるのだ。

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タイガーウッズは決して裕福でない家庭で育ち、黒人でありながらゴルフという差別的な紳士的スポーツの世界で成功をおさめたが、心の奥底に強いコンプレックスを抱えていたと言われている。
時の指導者の中にも、クリントン大統領や、マハトマ・ガンジー(30代の頃まで)がSEX依存症というのは有名な話である。
ハリウッドスターで言うとマイケル・ダグラスがSEX依存症という話は有名だが、セレブスターのSEX依存症もなんらかのメンタル的な要因があるのだろう。
"英雄色を好む"という言葉があるが、国内で言うと狩野英孝の浮気問題は、これまでに挙げた事例からするとチープな感じがして、興味がわかない。

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やはりベッキーの不倫問題が、芸能界の性事情で言えば今年1番世間を賑わせたのではないだろうか?

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今回のスキャンダルが起きるまで、僕はベッキーに恋多き女性のイメージを持っていなかった。むしろ爬虫類のような中性的な印象があった〈実際の芸能人の私生活などわからないが〉。
長く芸能事務所に所属していて、厳しく制限されて作られた人格かもしれないが、不謹慎ながら不倫をしたベッキーに逆に僕は好感を持ってしまった。
ベッキーにも女の子らしいところがあるんだ、と。
ベッキーに関しては、SEX依存症とかの議論とかはするまでもないし、どうでもいい。ただし、ゲスの極み乙女。これはただのヤリチンでしょう。

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そして残念だったのが、番長こと元プロ野球選手の清原氏の覚せい剤取締法違反による逮捕起訴。
僕がこれまで見てきた限りでは、シャブをやる人は自分でやるか相手がいるかはともかくとして100%と言っていいほど性行為とリンクしていた。

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清原氏の体格と運動能力であれば間違いなく"絶倫"ではあるだろうが、六本木の街で見かけても、同じ店で同席しても、兄貴キャラでオンナにガツガツしてるようには見えなかったし、飲み方も格好良かった。
嫁と別れて最愛の息子とも離れ離れになったことが辛かったのだろうが、それなら酒を浴びるように飲むなり、合法の国でマリファナでも吸ってボケーっとすりゃ良かったのにと思う。
寂しかったからと言ってもシャブ食って性行為に溺れてちゃ話にならないな。

Illustrated by 振り逃げ氏
昨年から分裂した六代目山口組と神戸山口組。
SEX依存症とはまったく関係ないが、不良同士が喧嘩をするのは金と女が必ず絡んでくる。権力は金と女の化身でもあるからだ。
山口組分裂騒動はそんな生易しいものではない権力闘争だが、両組織とも公然とは覚せい剤の取り扱いを否定しているが、覚せい剤の入手経路は暴力団以外にはありえない。そして、それは当然のことながら暴力団の活動の資金源となる。
金、権力、女、芸能、覚せい剤。
突き詰めるとすべて暴力団に行き着くような気もするけど、あまり突っ込むと怖いからこのへんで。
ちなみに僕はアウトロー業界のFBI。
Fuck! Bitch! Impotenz!
(完)
(文=工藤明男)
【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。