>  > 「女子高生コンクリート詰め殺人犯」と疑われたスマイリーキクチ、ネットリンチで精神崩壊の過去を告白
R-ZONEテレビっ子通信

「女子高生コンクリート詰め殺人犯」と疑われたスマイリーキクチ、ネットリンチで精神崩壊の過去を告白

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 しかし、当時そんなスマイリーの救世主となったのが、最先端のネット捜査に精通したネット刑事・大島警部補(仮名)。「もう安心してください。私が責任を持って事件を解決します」と声をかけられ、スマイリーの警察に対する悪感情が流れたという。

 大島警部補は、かつてコンクリート詰め殺人事件の捜査に参加しており、並々ならぬ思いで捜査に取り組んでくれたとのこと。大島警部補の「誹謗中傷を書き込んだ者は刑事告訴すると警告を掲載しましょう」との提案で、スマイリーは反撃を開始。ところが、それでも書き込みを止めない者がいたため、掲示板に書き込みをした犯人の身元を特定する手段に。警察が裁判所から「捜索差押許可状」をとり、サイト運営会社などに書き込みをした人物の情報開示を求めることができたのだ。

 そして2009年2月、「これは立派な名誉毀損」と判断した警察は、警告後に誹謗中傷を行った19人を一斉摘発。書き込んでいたのは、無差別に批判を行うネットジャンキーだけでなく、国立大学の職員、専業主婦までさまざま。結果、もっとも悪質な書き込みをした3人が脅迫容疑、ほか4人が名誉毀損の疑いで書類送検となり、計7人を立件。この事件は当時、インターネット犯罪の過去最大の摘発例となった。

 2011年には事件が一段落したことを機に、18年間の交際を経て彼女と結婚。最後は番組の取材に対し、「まぁ、疑う人はずっといるし、また殺害予告とか来るかもしれない。でも、自分たちの中で一区切り。これでもう全部終わりにしようって、帰りに思いましたね」と、晴れやかな表情を見せたスマイリー。現在ネットの正しい使い方を教える講演会を全国で実施し、彼が味わった"地獄の日々"は、学校の道徳の授業でも取り上げられているという。


(文=テレビマニア