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工藤明男コラム

元関東連合幹部・工藤明男の時事評論「抗争中だからこそのヤクザの人間模様とは」

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写真はイメージです

 山口組分裂から半年、この間、いろんな人間模様があったようです。関係者から聞いた話のなかでも印象深かったものをひとつご紹介します。 

 六代目山口組、神戸山口組、どちら側かはあえて伏せますが、相手方をえらく怒らせてしまった組織の長がいるらしいんですね。

 怒らせてしまった理由は、やっぱりお金。とある大組織から結構な額を借りたっきり......で、それで怒らせてしまったみたいです。

 その大組織の人が、組織の長のことを「昨日は☓☓にいた」とか「明日は○○に行くはずだ」とかかなりの精度で動向をリサーチしているらしく、「次は△△(組織の長の縄張り)一帯がいちばんアブナイのでは?」と囁かれているのだそうです。

 そして組織の長サイドにも、その動きは漏れ伝わっているらしく、各方面に根回しをしているのだとか。

 世間ではどうしても衝突や小競り合いといった派手な動きのほうに目が向きがちですが、こういう人間くさいエピソードもまた抗争のひとつの真実なんでしょうね。


(文=工藤明男)


【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。