>  >  > 【ネタバレあり】氷点下50℃の極限の世界を描いた『エヴェレスト~神々の山嶺』に絶句!
蛸山めがねの「わるいひとstyle」第24回『エヴェレスト~神々の山嶺』編

【ネタバレあり】氷点下50℃の極限の世界を描いた『エヴェレスト~神々の山嶺』に絶句!

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原作は夢枕獏で1997年に刊行され、第11回柴田錬三郎賞受賞。また2000年から谷口ジロー作画で漫画化された作品は、第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞もを受賞した「エヴェレスト~神々の山嶺」が満を持しての映画化。原作も漫画も一気読みし、舞台であるネパールにも幾度か行ったことがある蛸ちゃんはどう観たのでしょうか?


うぉ!原作と違うんだ!

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 物語は、1924年6月8日エヴェレスト初登頂を目指したものの、行方知れずとなっているイギリスの登山家ジョージ・マロリーが登山時に持参していたと言われるコダック製のカメラを巡って、1993年6月に山岳カメラマンの主人公・深町誠(岡田准一)と伝説のクライマー・羽生丈二(阿部寛)は何かに導かれるようにネパールで出会い......といったお話。

 原作は壮大な物語で、映画を見る前から「全編見どころみたいな作品をどうやって映画化したのだろう?」と勝手に緊張しながら見始めたのですが、

結構いろんな場面が省略されていて

そのかわりに、物語の主軸であるエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑む羽生(阿部寛)と彼を追い続けフィルムに収める深町(岡田准一)の模様が、じっとりじっとり描かれておりました。

 そして原作が神がかっている要因の一つに、エヴェレスト世界初登頂したのは1953年エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイではなく、1924年にエヴェレスト登頂付近で行方不明になっているジョージ・マロリーとアンドル・アーヴィンでは?という長きに渡る論争の決着にもなるであろう、ジョージ・マロリーの遺体発見のことが描かれているのですが、なんとなんと

原作が連載を終えた1997年の2年後の1999年に、本当にジョージ・マロリーの遺体が発見されるという事実があり、ここも映画ではどう描かれるのか非常に気になっていたのですが、そんなことどうでもよくなるくらい、羽生(阿部寛)と深町(岡田准一)の
エヴェレストに挑む姿が凄まじいのでした。

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 こちらは、エヴェレストと天才クライマー羽生に憑りつかれて、日常生活から逸脱しちゃった深町(岡田准一)の顔。凄みあったなぁ......。


ではまた!

   

蛸山めがね
マンガ家、イラストレーター 白夜書房『懸賞なび』に「懸賞ほう・れん・そう」と「懸賞あるある」連載中。
https://note.mu/octopoda8