>  > こいつより多く逮捕されてきたが、嘘の自白をするほど"看守に"恐怖を感じたことはないぞ
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

こいつより多く逮捕されてきたが、嘘の自白をするほど"看守に"恐怖を感じたことはないぞ

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栃木県旧今市市(現在の日光市)で小学1年生の女の子(当時7歳)が殺害された事件の裁判で、勝又拓哉被告(33)が無罪を主張しました。勝又被告は取り調べで殺害を認めた理由について「看守に肩を揺すられ、調書にサインしてしまった」「検事から『殺したことあるでしょ』と言われ、圧迫されてパニックになった」などと述べました。検察側では取り調べの様子を撮影した映像を使い、調書に信用性があることを主張するとしています。


ふーん。パニック、ねえ......


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写真はイメージです

 パニックに陥っていたとしてもだ、肩を揺すられたくらいで身に覚えのない殺害を「はい、やりました!」と認めるだろうか。勉強ばかりしてきたエリート公務員から「殺したことあるでしょ」と丁寧語で問い詰められたくらいで、虚偽の内容の調書にサインしてしまうのだろうか。

 7歳の幼女相手に、残忍に刃物を振るった容疑で被告人となっている身分で、いけしゃあしゃあと、よくそんな戯言を抜かせたものである。

「殺していなければどうするのだ!」と言うのなら、こちらもこう言いたい。「殺していたらどうするのだ!」

 昔とは違い、殺しなどの重要な供述を調書にとる時には、自白の強要を強いられていないかどうか、その場面を録画することがある。

 次の裁判では、検察側がその映像を流すらしいが、その動画を見て勝又はなんというのであろうか。

 どうせ、どんな場面を突き付けられても、己の命惜しさに、最後の最後まで冤罪を訴え続ける気なのであろう。

 思い出して欲しい。逮捕された際にメディアが流した勝又のあの表情を。

 あの表情を改めて見直しても、パニック状態に陥っているとは微塵も感じられない。

 百歩譲って、検事の取り調べで本当にパニックになってしまったとしよう。それならば裁判所でも裁判官や検察官からキツイ言い方で尋問された途端にパニックになるのだろうな? そうでなければ、矛盾していることになるのだぞ。この男は、そこのところをちゃんと理解しているのだろうか。

 言い逃れの方策を練るよりも、人として、幼子の尊い命を奪ってしまったことに対しての償いについて真剣に考えてほしい。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。