>  > DANCE OF SHIVA10周年 in マナリへの道・前編「自分たちの遊び場は作らないと得られない」
「DANCE OF SHIVA」オーガナイザー・インタビュー前編

DANCE OF SHIVA10周年 in マナリへの道・前編「自分たちの遊び場は作らないと得られない」

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自分にしかできないパーティーを見つけた

──2008年(の『DANCE OF SHIVA』)に初めてヒロさんに出てもらえた時の感慨などありましたか。

梅原 まだその頃はオーガナイズで一杯一杯で(笑)。でも最初2007年の1回目にヒロさんが出てくれなかったからこそ、安易な道を行かずに済んだなっていうのは凄く思うところがありました。結局『自分のパーティーっていうのは何?』っていうのを凄く考えなくてはならなかったんですよね。『じゃあそれはどういうパーティーなのかな?』っていうのを考えている時に、普通のパーティーやるんだったら他の人のコピーであって、ちょっと違う。で僕自身がこの世界に入ってきたのはやっぱりインドが好きで、インド古典音楽も凄く好きで、ずっとインド古典の世界にいたので、『ここでインド古典持ってこなかったら嘘だろう?』っていうのがあって(笑)。

──自分の強みを持ってきてオリジナリティーを出すと。

梅原 そうですね。5年シタール勉強していたので、インド古典ならすぐ聞けば良し悪しが分かるんですよ。もう本当に最初の一音聞けば分かる感じです。音って本当に怖いものだと思います

──『DANCE OF SHIVA』が出てくるまで、インド古典とトランスミュージックの両方を堪能出来るパーティーっていうのはなかったですものね。これまでオーガナイズされてきたなかで苦労されたのはどんなことですか?

梅原 資金面は間違いなくギャンブルです。毎年毎年、何十万円っていう赤字は出るんですけど、でも車を毎年買い換える人とかいるじゃないですか。パーティーで損するのは、あたかも損したかのように見えるけれども、中古車を一台買って潰したっていう、そういう考えもできるわけです(笑)。だからそれはそれ、これはこれ、なんです。オーガナイズという経験値がアップデートされて、みんなに喜んでもらえるので、損したとは思わないようにしています。

──パーティー告知にしても、誰でも見られる状態にしてある中で、あのコアな客層を維持する凄さも感じています。

梅原 それはですね、全く一般層を狙ってないんですよ(笑)。またインドとインド古典に守られているという気はしますね。インド古典が分かる人ってどうしたって音楽が好きな人だと思います。自然と音楽が分かっている良い大人が集まるんだと思いますよ。

──終わってからの達成感のようなものってありますか?

梅原 達成感もあるんですが、終わるとまた次の年がやってくるんです(笑)。正直エンドレスループなんです。達成感というよりも、大切な人達と一緒に遊びたい!が一番のモチベーションですね。 例えば古くからの友達はパーティーがなければ年に何回も会えないんですよね。やっぱり"大人の遊び場"が欲しいんですよ。で、たまたま僕がその"大人の遊び場"を作れる立場にあったので、『じゃあやるよ』っていう事ですね。

──作らないと無いんですよね。

梅原 そうなんです。やっぱり自分たちの一番欲しい物は作らないと無いんですよ。

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「自分たちの一番欲しい物は作らないと無い」...これは全くその通りだと思う。企業や代理店がマーケティングして、遊び道具や玩具や遊び場を提供する方式が日本のエンターテイメント業界には「鉄板で利益を生むやり方」として定着している。勿論それは全然悪いことではなく、実際にそれに乗っかって遊べば十分に楽しめる。

 しかしその次元を超えた先の楽しい何かを見せてくれるのが手作りのパーティーであり、『DANCE OF SHIVA』はそのマージナルやエッジ、いわば最前線の境界で居続け、あり得ない世界を9年間に渡って提供し続けてくれていたのだ。

 後半は梅原さんの親密な友人にして、実際にインドのマナリで5月にオーガナイズをする現地オーガナイザーA氏のインタビュー。乞うご期待!




【後編へ続く】


(取材・文=須藤 鑑)

2016年3月 湘南逗子の「マハリタ」店内で収録。




須藤鑑(すどう・あきら)1974年、埼玉県大宮市生まれ。物書き。音楽をはじめ、大衆芸能や庶民文化に関する原稿を書いている。トークイベントなどにも多数出演。雑誌「TV Bros.」(東京ニュース通信社、みんみん須藤名義)他で連載中。twitter→@minminsudo


[Dance of Shiva]10years Anniversary
in Manali, India /2016.5.2~4


DANCE OF SHIVA 10 years anniversary in Manali,India from Atsushi Umehara on Vimeo.

official web site(リンク)
デリー空港からの便利なツアーパックあり(ひとり58,000~/別途インド・デリー空港までの航空費とVISA代が必要です)。日本人のツアーガイドがいるので安心です! 締め切りは4月1日まで!  ゴールデンウィークの予定を決めかねているあなた!welcome!

●主な出演アーティストはこちら!
Tune in & Turn on , Triiiiiiiiiiiiipin' Yeah!!

OUTSIDERS(Tip Recprds)
SQUAREMEAT(6d sounds/hippiekiller prod/Fin)
PUOSKARI(FIN)
JIKOOHA (Panorama Records/SHAMANARCHY/JP)
JunxPunx(Osom Music/JP)

アーティスト名をPUSHすれば、彼らが作るSoundが視聴できます!