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「DANCE OF SHIVA」オーガナイザー・インタビュー前編

DANCE OF SHIVA10周年 in マナリへの道・前編「自分たちの遊び場は作らないと得られない」

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パーティーをオーガナイズするということ

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「DANCE OF SHIVA」オーガナイザーの梅原篤史さん

──日本で9年開催されてきた『DANCE OF SHIVA』ですが、何故10周年をマナリでやろうとしたんでしょうか?

梅原篤史(以下、梅原) 「そもそもの発端が...10周年ていうとみんな期待するじゃないですか(笑)。その前に日本で「DANCE OF SHIVA 2012」という金環日食パーティーを3泊4日でやりまして。あの時は凄く気合入れてやったんですが、翌年2013年が宴の後みたいな状態になってて、収集が付かないっていうんですか? 日食パーティーから縮小がうまく出来なかったんですよね」

──日食パーティーは3泊4日という、日程的にも大規模なものだったんですね。

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梅原 はい。パーティーって大きくすればいいっていうもんじゃないですよね。 友達の居ないパーティーほどつまらないものはないので、必ず大体おなじような人が来てくれなければいけないし。その音が好き、そこにいる人が好き、考え方が好きって言うコミュニティーの中でのパーティーでなければならない。だから大きくするっていうのは余りいい方向性じゃないんですよ。違う考えのオーガナイザーもいるかもしれないですけど、僕らはそう言う家族的なパーティーが好きで、そこで育ってきているので。大体500人っていう規模からは大きくしたくないなというコンセプトがあって

──そこから先は商業レベルの話になってきますよね。

梅原 そうなんですよ。根底にはいつまでも僕らが楽しむものでありたいっていうのがあるんです

──会場にハイネケンのロゴが見えるかどうかの差ですね。

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梅原 そうですね(笑)。会場にバドワイザーの名前が見えまくるイベントで僕らが本当に楽しいのかどうかというと、全然楽しくない。僕らは僕らで楽しいことをやりたいと。自分は広告を背負っているわけではなくて、『これが僕の本当にやりたいことですよ!』って胸張って言う時に、広告は本当に邪魔だし、ある一定以上のお客さんの人数も邪魔で...もちろんお金になるからいいんですけれど、でもやっぱり見知らぬお客さんが入って来ちゃうから、『パーティーがそのコミュニティのもの』じゃなくなって来ちゃう。人数の規模を大きくするのは、僕らの求める意味でのパーティーじゃないんですよね。で、金環日食(「DANCE OF SHIVA 2012」)をやった時に、日食パーティー目当ての人が来たので微妙にパーティーが荒れて、次の年(「DANCE OF SHIVA 2013」)に収集がつかなくなっちゃった。もちろん良いパーティーだったんですけど......パーティーのサイズという意味で収集がつかなくなっちゃったんです。大きかった三泊四日を二泊三日にするのも大変だったし。一度大きくすると小さくするのが難しいんですよ、またこれが(笑)

──小さくするのが難しい...分かる気がします。

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梅原 アーティストさんも減らさなければならなかったし、お客さんは『去年、金環日食に行ったからいいや』って少なくなるし。アーティストさんはやりたいのに、お客さんは少なくなるしで。じゃあ10周年目はどうするか。あと、これから例えば20周年まで続けていく上で、同じことをやっていていいのかなっていうのが頭に浮かんできて。やっぱり10年もやっていると毎年毎年ルーティーンでやる仕事が同じなんですよね

──10年ではそうなりますよね。

梅原 もちろん一つ一つの『DANCE OF SHIVA』は毎年違うんですけど、オーガナイズはやる仕事が一緒なんですよ。1月1日にタイムテーブル組んで、1月20日までにアーティストに連絡取って、2月の幾日までにフライヤーあげてってやっていると、完全にルーティーンになってくるんです。だからずっと同じことの繰り返しで、同じ日々だったんですよね。といっても周りに素敵な仲間がいてくれるので、それは全然苦じゃないんだけども。あと僕も40歳過ぎてるし、『今後10年やるとして飽きないのかな?』と思うんです。それはパーティーに飽きるんじゃなくて、オーガナイズっていうルーティーンに飽きるってことですね。それで新しいことを自分が欲しはじめてたどり着いたのが、インドが好き!という原点でした。

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