昨年6月から年末までのあいだに、全国の警察が「危険行為」として摘発した悪質な自転車運転者の件数が7924件だったことが、警察庁の集計で分かりました。都道府県別では大阪が最多。警察庁では悪質な自転車運転者に安全講習を義務付けるとしていますが、実際に講習を受けたのは7人でした。
関西のオバハンをコントロールしようなんて

大阪発アイドルユニット「オバチャーン」公式サイトより(リンク)
ムリである。
大阪のオバハンに、自転車の安全講習なんてものを義務付けようとしても不可能である。彼女たちは、我が道を邁進しておるのだ。
その歴史は、昨日今日はじまったものではない。自転車というものが開発され、オバハンがサドルを座った瞬間から始まっておるのだ。
その伝統?を講習ごときでどうにかできると考える自体が大間違いなのである。
警察庁によると、ワースト5は大阪(2673件)、東京(1907件)、兵庫(780件)、神奈川(491件)、京都(364件)の順だという。三位に甘んじてしまっている兵庫県であるが、そのなかでも私の地元尼崎だけは、第三位だからといって侮ってはいけない。
通称、尼のオバハンが乗る自転車のド厚かましさは、ある意味においてヤグサですら顔負けである。
明らかに、自分が悪くてクラクションを鳴らされているのに、必ずと言っていいほど相手を攻撃的に睨みつける。
そもそも道を譲るという観念がない。
知りあいのオバハンなんかを発見すると、道のど真ん中でも遠慮せずに立ち止まり、大声をあげて話し出す。
その話の腰を折るようなクラクションを鳴らせば、2人して運転手を睨みつける。
いつ何時であっても、好戦的なのである。そんな強者たちにマナーなど通じるはずがない。
私など、信号待ちで車を停止させていたところ、「あんた邪魔やからちょっとどきぃよ!」と怒られるという被害にあったことだってあるのだぞ。
その時の私は、まだ現役のヤクザであった。
な、ムリだろう?
講習なんていう頼りのないものを義務付けるのではなく、国もオバハンには、もう少し他の策を講じてみる必要があるのではないだろうか。
沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。