1月12日、ニコ生「リングスチャンネル」にてRINGS総帥・前田日明が昨年末の格闘技についての総括を語っている。
聞き手は、フリージャーナリストの片岡亮氏。普段は芸能系や格闘技系の記事を担当している片岡氏だが、RINGS旗揚げ間もない時期には同団体第1回入門テストを受けた経歴の持ち主でもあるのだそう。
そんな彼も、昨年末は今話題のベッキーを追いかけていた模様。そこで今回のニコ生は、なぜかベッキーの話題からスタート。
前田日明が語る「ベッキー不倫疑惑」と「北朝鮮水爆実験」
──ベッキーの不倫を前田さんがどう思ったのか、ここで聞くのも恐縮なんですが(苦笑)。
前田日明(以下、前田) あの子は世間知らずでウブ過ぎたんだろうね。記事を読むと相手の男の子も天然っぽくて、妙に芸術家が入った天才気取りみたいな。
──ベッキーも記者会見では完全な証拠があるのにもかかわらず「友人関係です」と。それはプロだからですかね?
前田 いや、そう言うしかないでしょ。CMでも、賠償条項とかあるからね。そういうのに引っかかること言ったら、ベッキークラスだとたぶん何十億といくんじゃないの?
──違約金とかありますから、スポンサーに向けての謝罪みたいな感じがしましたね。そんな事より国際情勢に関心の高い前田さんには、北朝鮮の水爆実験についてお話を伺いたいんですが......。
前田 昔、ピーター・バラカンが深夜にやってた『CBSドキュメント』っていう海外のドキュメンタリー番組があったじゃない? あれ観てたら、「ロシアが重大なものが紛失した。核物質に関係する貴重な材料金属がトン単位でロシアのマフィアを通じて独裁国家に流れている」と。どうも、北朝鮮、イラク、リビアのどれかに流れたっていう話だったんだよね。そのマフィアはエカテリンブルク(ロシア)にいて、名前を「カラテクラブ」と呼ぶと。「あれ? そこら辺からリングスに来てる選手いたな」と思って、当時国際指名手配になってる連中の顔見たら、俺、そいつら全員に会ってるんだよ。
──前田さんがですか!?
前田 うん。思い出したら「あの選手の子分みたいな奴だったよな」って(苦笑)。で、その後にエカテリンブルクに行く機会があって、そいつにも会ったんだよね。日本でそういう番組を観たことを伝えて「あいつら、こんなところにいて大丈夫か?」って聞いたら「俺らが守ってるから、ここにいる限りは大丈夫だ」って言ってたんだけど、それから2ヶ月もしないうちに殺られちゃったんだよね。
──えっ、その会った人ですか? 本当ですか!?
前田 うん。そいつも選手なんだよ。ここで、名前は言えないけどね。
──ロシアはスポーツ選手の地位が高いので、要人になりやすいんですかね?
前田 いや、そいつらは親の代からマフィアだったんだよね。
──うわ、どっぷり(笑)。
前田 で、それが北朝鮮にも結びつく。その選手に「売ったんか?」って聞いたら「いい商売になったよ」って言うんだよね。でも、リビアは万歳しちゃったでしょ? イラクには無かったでしょ? だから、北朝鮮にある。今、北朝鮮は中国とも反目してるでしょ。でも、核爆弾を持ってるから自信があるんだよ。マフィアはアタッシュケース型の小型核爆弾を売ったらしいんだけど、それがあれば水爆を作れる。水爆の起爆剤として、小っちゃな核爆弾がいるんだよね。
──起爆になるわけですか。
前田 今回、北朝鮮が情報を広めた目的は「水爆実験に成功した」じゃなくて「水爆を作れるだけの小さな核爆弾を持ってる」っていうのをアピールしたかったんだよね。水爆の起爆剤になる小さな核爆弾がなくて作れない国は多いんだけど、北朝鮮は買って持ってるからできるんだよね。
──2年前、前田さんが東スポで「北朝鮮の特殊部隊から人材をスカウトしようか」という話をされていましたが。
前田 でも質に関しては、北朝鮮が一番凄いと思うね。あいつら、食うや食わずで、訓練で人が死ぬのは平気だからね。