有名人でない中毒者に売り渡す場合は「路上」が多く、毎回、違う路上で、時には徒歩、時には車、時にはバイクを用いておこなうのが主流だそうである。有名人の時ほど顔バレの心配はないが、一般中毒者の場合は、既にその中毒者が警察にマークされている場合もあるので、受け渡し場所に指定する路上は、尾行や撮影の有無を確認しやすい「見渡しのよい路上」だそうだ。時間帯は、昼夜関係なく、その時の都合のいい時間帯での受け渡しとなる。路上は、昔からよくおこなわれているやり方だが、一般人中毒者についてはシンプルなこのやり方が一番いいそうである。
こうして、覚醒剤というものが社会に広まってはびこり続けるわけだが、覚醒剤は必ず体調に異変をもたらす薬であり、人間の大切な健康を損なう原因になること100%である。やらないよりはやったほうがいいという言葉も世の中にはあるが、覚醒剤については「やらないにこしたことはない」という言葉がピッタリではないだろうか。清原番長についても、できるだけ早く社会復帰してもらいたいところである。
(取材・文=筒ひとし)

古典的だが、それゆえにバイヤーにとっては安全?