>  > 清原よ、いい機会だから群馬のシャブばばあとはお付き合いをやめなさい
元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

清原よ、いい機会だから群馬のシャブばばあとはお付き合いをやめなさい

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覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者が、覚せい剤の取り引きについての供述を始めたことがわかりました。清原容疑者をめぐっては、群馬県の「藪塚薬局のシャブばばあ」こと女密売人T・Kから覚せい剤を定期的に入手していたという証言が関係者から出ています。


思い切って全部吐いたほうが更生が早いぞ


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Illustrated by 振り逃げ氏

 コメンテーターや専門家の大方の予想は、初犯という事を考慮して、懲役1年6月、執行猶予3年あたりと見られているが、果たして清原の場合、そう上手くことが進んでいくであろうか。

 これまでの判例を紐解かなくとも、覚せい剤の「使用」や、自らのイキシロ(1回分の使用量)くらいの「所持」で逮捕起訴された場合なら、ほぼ執行猶予がつく。だが、過去に清原とよく似たケースで、一発実刑(通常、執行猶予がつきやすい軽微で初犯の事件でいきなり実刑をくらうこと)となった有名人もいるのを知っているであろうか。

 1993年に、やはり覚せい剤の所持で逮捕された某氏は、清原容疑者などとは比べものにならないくらいのプロ野球史に名を残す名選手だったが、それゆえに世間に与えた影響と少年達の夢を壊した罪も一般人より重いとされ、初犯で懲役2年4月の実刑判決を受けたのである。

 現在、清原の事情聴取にあたっている取調官も、某氏を例にあげて揺さぶりをかけているはずである。だから、素直に洗いざらい喋れ、と。入手ルートを歌え、と。

 一般のポン中であれば、「ナニヌカスッ! 西成の立ちんぼから引いたんじゃい!」で済み、よほど裁判官の情を悪くしない限り、執行猶予がついてくる。だが、清原の場合は、スポットライトが当たっている分、黙秘などの事件の解明を邪魔するような動きを取るようであれば、一発実刑もありうるのではないだろうか。

 すでに警察もある程度は握っているのだ。それくらい、話さなければ、すんなり保釈も通らないのではないか。そうやって考えていくと、やはり清原の腰は折れてしまうだろう。

 懲役を覚悟で男の美学を通す、チンコロなんて出来ない、というのであれば、話は別である。もしくは、誰かをウタうことによって、もっと重大な別の事件がめくれてしまうというのであれば、踏ん張り通すだろうけども......。

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Illustrated by 振り逃げ氏

 一度、覚醒剤に手を染めてしまった人間が、それを絶つのは、簡単なことではないかもしれない──などとインタビューで熱心に語っているが、はっきり言ってやろうか、マーシー。

 人間、その気になれば、覚せい剤くらい止めることは難しくないのではないか。

 問題は、止めるきっかけを見つけられるかどうか、であろう。そして、なにが幸せか、きちんと認識することであろう。

 わざわざ覚醒剤の快楽に溺れなくとも、日々の暮らしの中で、ささやかであっても確かな喜びを見いだせた時、シャブに再び手を出すという愚かな行為を選ばなくなるのではないだろうか。

 今回の逮捕は清原にとって、ある意味、自分の大切なものを見直す良い機会でもある。元は、世間が認めたスーパースターである。不可能を可能に変えてきた男だ。覚せい剤ごときを止めるのに、わざわざ病院に入院したりするのは、似合わない。気持ちで綺麗さっぱり覚せい剤を絶って見せて欲しい。

 それにしても、マーシーの、「今でも覚醒剤をやりたくなる」、という弁には、驚かされた。

 Wikipediaによれば、いまのところ最後の(薬物事犯としての)逮捕は「2010年9月16日」ということだが、6年たっても、毎日シャブのことばかり、考えているのであろうか。

 さてはマーシー、懲りていないのか。それとも、覚せい剤を止めることはそれくらい難しいということなのか......。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。