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逸品グルメハンター 東京都豊島区『U』 究極のあじフライ定食

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一度は食べてみたい逸品というものがある。そんなグルメを求めて彷徨う当コーナー。今回やって来たのは究極のあじフライが楽しめる豊島区の名店だ。


究極のあじフライ?


今回紹介する逸品は、最初から紹介しようと思っていたものではない。

先日、豊島区の某所......いわゆる老人の原宿と呼ばれている地域を訪れた時のことだ。

本来の目的の店が別にあったのだが、道端にある看板に「?」となった。そこに

『究極のあじフライ』

と書いてあったからだ。

アジフライ......40才を超えた頃から急激に好きになった食べ物のひとつだ。それまでは別にキライだったわけではないが、やはり、若い頃は肉のほうが嬉しいじゃないですか?とんかつ、鶏の唐揚げ、メンチカツとか、揚げ物でも肉系が嬉しかったのです。しかし、徐々に食後、胃が......(苦笑)。

そこで、急激にアジフライが愛しくなったのが四十路に突入した頃だ。ビール、チューハイでいただく、サクサクのころもの中から現れるホクホクの白身はオッサンにとっては宝の味だ。

それにしても、そのアジフライで『究極』を謳うとは。しかも数量限定で15食のみで、レア感を出しまくっているが......いかがなもか?

だって、美味しいけどアジフライだぜ? それも自ら究極と断言するとは...... 食べる前に少し意地悪になってしまう自分がいた。

そして、やって来たのは

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一見すると何の変哲もないアジフライが2尾分。どこが究極なのか?

それはアジフライの皿の右横の小鉢に"ショウガおろし"が添えられていて、ここにレモンを搾り、醤油を垂らす。それをアジフライに乗せていただくことが究極らしい。

それだけのこと?

正直なことを言えば肩透かしを食らった感がある。それでも、それに倣って食べてみる。

......ん?

たしかに、サクサクのころもにホクホクの身、そして、さわやかな生姜と大根おろしの風味が三位一体になって口の中に広がる。これが、今までに味わったことのないもので、一口、二口と進んでしまう。

それ以上に驚いたのが、一口食べた後からは箸で持ちにくいのだ。どういうことか?それは鰺の身がホクホクしていて柔らかくて、全体がころもに包まれている時は大丈夫だった。しかし、一口食べて、ころもが開いた個所からポロリと鰺の身が落ちてくるのだ。それほどホクホクで美味い。

アッというまに1尾を食べてしまい、2枚目は特製のウスターソースでいただいた。しかも、その場でさばいた証として、骨をカラリと揚げた"骨せんべい"も添えられていたのでデザート替わりにいただいた。

たしかに、『究極』という定義は人それぞれで難しいものがある。それでも、個人的には最上級の素材に丁寧な仕事がされていて満足度という点では、かなり高い。次回はビールと一緒にいただいたいものである。




(取材/文=三戸玲)