新宿歌舞伎町がにわかに騒がしいという。2月15日の午後、歌舞伎町で神戸山口組幹部が会合を開くというのだ。その目的とは?そもそも会合は本当にあるのか?その真実を追った。

※写真はイメージ
歌舞伎町の喫茶店を警察官80名で包囲
今週末「15日に歌舞伎町の喫茶店で神戸山口組幹部が会合をする」との未確認情報が入った。
早速、関東のヤクザ関係者と親しい人物に問い合わせたところ
「たしかに先月17日、歌舞伎町の人間が良く利用する喫茶店で神戸山口組の三次団体幹部が会合を開いていた。事前に会場を聞きつけていた警視庁は80名近くの人間を現場周辺に動員した。おかげで狭い道が警察官だらけだったそうだ(苦笑)」
この東京で、しかも他組織が入り乱れる歌舞伎町であえて会合を開いた理由とその内容が気になるところだが......
「内容よりもどこで開いたかが重要なんじゃないか?去年の分裂した直後から神戸側は毎月都内各所で会合をしていたようだし、時には弘道会関係の事務所がある目と鼻の先で堂々と開いたこともあったらしい。こういう目立つ会合も神戸側が全国で展開している示威行動の一つだろうな」(同上)
神戸山口組側が全国各地で集団で行動しては山口組側にプレッシャーをかけていることは知られている。
歌舞伎町でわざわざ開くのもそのパフォーマンスの一つということなのか?他の組織などはこれをどのように見ているのだろうか?
「基本的に騒いでるのは警察だけだよ。俺の知ってる山口組関係者もほかの組織の人間もみんな静観の構えだな」
警察機構トップが鎮座する東京でこのような行動を起こされては黙ってみてられないということか
「警視庁から先月使った喫茶店には神戸山口組の会合で使わせないように要請したようで、会場は未確認の状況らしい。喫茶店を使えなくしたことで今月、歌舞伎町のどこで神戸側が会合を開くかはわからなくなった」
では2.15会合はなくなったのだろうか?
「いや、神戸側は絶対に歌舞伎町のどこかで会合を開くだろうね。こんなことは想定の範囲内だろうから、別会場も手配済みだろう。神戸の人間はそんな小さい妨害で大人しくしているような男たちじゃない、出た瞬間から腹をくくってるわけだから」
2.15の歌舞伎町はかなりピリピリしたムードに包まれているかもしれない。
(取材/文=編集部)