ジャニーズによるマスコミの情報操作は白日のもとに
SMAP解散報道に揺れる日本列島、いや世界をも巻き込んだこの騒動は、生謝罪という公開処刑を経た今、全く解決に向かっていないことが伺える記事が、たくさん出回っている。
先日も、ダウンタウンの松本人志が、リーダーの中居に「木村に謝罪しろ」という助言をしたという週刊誌のガセ記事に怒りを表していたが、そもそも、今回の騒動ではSMAPを脱退しようとした4人が悪者だということをすり込もうと、御用聞きマスコミが浸透役を務めているのだから性質が悪い。
さらに、松本人志がワイドナショーで今回の件にさらに触れたようだ。「雨降って地固まるという表現を借りるなら、生謝罪はどしゃ降りだった」と称した。しかし、本当に地が固まるのだとしたら仕方のない犠牲だったのかも、という松本らしい見解を示した。彼にとってはこれがギリギリの表現だったのかもしれない。
これに比べ、マスコミが連日報道してきたのは、とにかくジャニーズ事務所から提出される情報をいかにそれらしくみせるかどうか。ジャニーズメンバーが表紙を飾る週刊誌の売れ行きが、他の号に比べて桁違いという現状に、どうしてもジャニーズ事務所を悪く報じる記事が書けるわけがない。
これらの情報は、ジャニーズ事務所が根底から腐りきっているということを証明するかのようなものだ。実際、今回のSMAP報道では、マスコミが報じている内容がどれだけ曖昧で、しかも情報操作がなされているかということを国民が思い知らされたきっかけとなった。しかもこの強力な権威体制を築き上げたのは、SMAPがその大きな役目を果たしているにも関わらずというのが皮肉である。