>  > 反ヘイトスピーチ条例審議中の大阪市会でしょぼく暴れた哀れな男に祐二郎が物申す
ヘイトスピーチハンター・憂国我道会山口祐二郎のひとりごと

反ヘイトスピーチ条例審議中の大阪市会でしょぼく暴れた哀れな男に祐二郎が物申す

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去る1月16日、大阪府警は、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)の抑止を目的とした条例案を審議中の大阪市会(大阪市の議会)で、カラーボールを投げつけて審議を妨げたの容疑で、奈良市学園朝日町、無職の松村和則容疑者(50)を威力業務妨害の疑いで逮捕しました。投げつけられたカラーボールは演壇などに当たって破れ、内部に入っていたオレンジ色の塗料が近くにいた市議ら数人の服に付着しました。報道によれば、男は調べに対し「条例の可決を阻止しようとした」などと容疑を認めているとのことです。その後、日本で初となるヘイトスピーチ対策の条例が賛成多数で可決しました。


容疑者は在特会の活動参加者


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「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例案」について審議中の大阪市議会の映像 大阪市会インターネット録画放送より(リンク

 逮捕をされた松村容疑者はどこの団体にも所属していないとされているが、実は人種差別団体『在日特権を許さない市民の会(在特会)』の街宣活動などの常連参加者だ。

 在特会は、在日朝鮮人をはじめとするマイノリティー(少数派)を差別する、紛れもない人種差別団体である。2009年に起こした朝鮮学校の子供たちにヘイトスピーチをおこなった事件では、刑事では威力業務妨害罪などで有罪判決、民事でも約1200万円の賠償命令を下されている。とんでもないクソな奴らなのだ。

 在特会側は、一応は市民団体を名乗り、売りにしているからか、今回の松村容疑者の件はどうも都合が悪いようである。


日本人へのヘイトスピーチ?


 今回の松村容疑者は、カラーボールを投げつけた後に「日本人の人権を守れ!」と叫んでいる。どうやら、松村容疑者が発言で訴えたかったのは、日本国内で日本人の人権が脅かされているということである。だがこれは、はっきり言うが間違いだ。日本国内で、日本人が差別をされている構図なんてない。差別はマイノリティーがされるものだ。社会的弱者がされるものである。

 ヘイトスピーチの抑止を目的とした条例が可決した大阪においては古くから鶴橋などのコリアンタウンがあり、在日朝鮮人が差別を受けてきた歴史がある。そして在特会は、大阪においても今まで数多くヘイトスピーチをおこなってきた。日本のどこよりも早い条例成立を、大阪が先立ってやったのは分かる。

 だが、どうも松村容疑者は日本人が差別をされていると思い込んでいるようだ。気の毒なことである。しかしこれはよくあることで、在特会の差別主義者は「日本人へのヘイトスピーチをやめろ!」とデモや街宣で訴えている光景は多々見る。馬鹿すぎる。近年、こういう被害者面してヘイトスピーチを撒き散らす差別主義者をよく見るが、虫唾が走る。在日朝鮮人や特定の属性に在特会がヘイトスピーチをしているのに対し、「やめろ!」ということがどこがヘイトスピーチなのだ。在特会は差別をしたいだけだろう。

 松村容疑者も、在特会が訴えたり、ネット上に溢れる在日特権などというデマを信じてしまい、惑わされてしまったのだろう。