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元極道の異色作家・沖田臥竜のニュース解説  「プロ」はニュースはこう読む!

全国の荒れる成人式に元極道がひとこと申す!

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北九州市は、成人式に参加する新成人に対し、「きちんとした服装で参加するに」との、異例の呼びかけを行いました。


子供叱るな来た道だもの



 近年、奇抜な衣装で出席する新成人がテレビ番組などで取り上げられ、市民から苦情が出ていたという。

 良いではないか、一生に一度のことなのである。どんな格好でやって来ようが、その日くらい大目にみてやれよ。

 成人式にハメを外しすぎてしまい、事件になったりしてしまうのは、ある意味、ちょっとしたこの時期の風物詩ではないか。

 それを問題視するのであれば、いっそのこと、成人式なぞ廃止してしまえば良い。それもしないで毎年毎年、成人式の大騒ぎをメディアで流しては眉をひそめているが、それはそれでどうかと思うぞ。

 たまには「今年の成人達は元気ですね~。ここまで大騒ぎしてるのを見ると、将来が楽しみですね~」みたいなコメンテーターが一人くらいいても良いと思うのだが、如何なものだろうか。

 私など、きちんとした服装どころか、式にすら出ていないぞ。ていうか、出られなかった。なぜかというと逮捕状が出て逃亡中だったからである。

 警察が手ぐすね引いて待っている式場に行けるわけもなく、逃亡先のクソ田舎で身を潜めていたものである。

 それに比べれば、奇抜な格好くらいで目くじら立てずとも良いではないか、と思ってしまうのである。

 しかし、昨今の成人式はなにかとお金がかかっているように見受けられる。親御さんの苦労がしのばれるが、私の身内にも今年成人式を迎える女性がいる。

 その身内とは、時折コラムに登場しているみどである。

 知りあった頃は、まだ中学生で保護観察までつけられていた彼女がもう20歳になるのかと思うと、感慨深いものがあるし、やはり喜ばしく思う。

 だから言うのではないが、何事もおこなう前から、苦言を呈してはいけない。まずは、祝ってやる気持ちが大事じゃないのか。

 その気持ちが少しでもあれば、水を差すようなことを言わないし、思わないのではないか。こっちなんて、みどが成人式に出ている間、みどの2人の子供たちを2日間、面倒みとかなくちゃいけないのだぞ。

 それでも、成人式のお祝いの日だから、十分楽しんで良い思い出を作ってきて欲しい、としか思わない。

 大人の仲間入りの儀式である。大人が寛容になってやるべきではなかろうか。せめてこの成人式の日、一日くらいだけでも。




沖田臥竜
兵庫県尼崎市出身。日本最大の暴力団組織二次団体の元最高幹部。前科8犯。21歳から29歳までの8年間服役。その出所後わずか半年で逮捕され、30歳から34歳までまた4年間服役と、通算12年間を獄中で過ごす(うち9年間は独居)。現在、本サイトで小説『死に体』を好評連載中。