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工藤明男コラム

工藤明男が説く、『我が闘争』!その奥に潜む真の危険性とは?

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「わが闘争」戦後初の再出版=昨年末に著作権失効―ドイツ

「時事通信 1月8日(金)16時24分配信 」

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わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)

 元少年Aの『絶歌』しかり、この手の問題に対して、最初から偏見や先入観に捕らわれて、読まずに批判する人が多いですが、捉え方や感じ方は人それぞれなので、好き嫌いは別としても読まなければ分からないことがあるし、知ることによって、より大きな視点から物事を判断出来るのではないだろうか?

 だからと言って、別に読むことを推奨しているわけではない。ただ、本気で読む気があるのならネットで手に入るので禁じること自体が無意味に感じるというだけです。

 更に『我が闘争』を読んだからと言って、必ずしもそれに傾倒して行くわけでもないだろう。

 臭いものに蓋をするだけの社会傾向は逆にプロパガンダを感じさせ、民意を別な場所へ先導しているようにも思えるし、遠ざけることによって、より危険なものとなり、その影響力が強くなることもあり得る。

 問題を直視し、理解することで知らず知らずのうちに極端な方向や大きな渦にのみ込まれることをへの抑止力になり、一人ひとりが考えを持つことで、均衡を保つことが出来るのではないかと思う。

 そもそも、意味を成すか成さないかは別として、善悪の判断が根底が覆されるほどの書物でもないし、人間のモラルそのものがそこまで儚く危ういものではないだろう。

 もちろん忌まわしい歴史の一部で、迫害は許されることではないが、向き合うことをやめてしまったら前には進めないような気がする。

 (文=工藤明男)

【工藤 明男 (くどう あきお) プロフィール】
東京都生まれ。作家。杉並区出身の関東連合元リーダー。IT・芸能の分野で活躍。経済界のみならず政界にも幅広い人脈をもっており、現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行なっている。警察当局から関東連合の資金源と目されてきた。表舞台に顔を出したことはない。